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江戸東京 奇想 徘徊記 新装版 朝日文庫

種村季弘

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022620910
ISBN 10 : 4022620919
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2024
Japan

Content Description

当代きっての博覧強記にして粋人の種村季弘が、厳選された東京の裏町30を闊歩。ポストモダン臭一色になった東京のアスファルトを一枚一枚剥がすと、江戸や明治の名残が顔をのぞかせる。新装版に際し、森まゆみ氏による「二十年後の徘徊」を収録。

目次 : 碑文谷の蓮華往生/ 目黒の近藤富士/ 品川逍遙/ 川崎・大師河原の「水鳥の祭」/ 森ヶ崎鉱泉探訪記/ 人形町路地漫歩/ 上野山・寺と公園/ 墨堤綺談/ 深川南北漫歩/ 永代橋と深川八幡/ 本所両国子供の世界/ 亀戸天神社と柳島妙見/ 築地明石町と清方/ 根津権現裏と谷中/ 柴又帝釈天と新宿/ 北千住往来/ 浅草六区/ 吉原紅燈今昔/ 立石の要石、仲見世/ 中野の象小屋犬屋敷〔ほか〕

【著者紹介】
種村季弘 : 1933年東京都生まれ。57年、東京大学独文科卒。出版社勤務の後、東京都立大学助教授、國學院大學教授など。作家、独文学者、評論家。文学、美術、博物誌、地誌旅行、書誌など、アカデミズムの枠を超越した知的宇宙を構築する。その一方、洒脱で諧謔味に富んだ漫遊記、旅行記、温泉記を得意とする。2004年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • bapaksejahtera

    博覧強記の士としては著者より一世代上の人達が好みなので余り馴染みのない人だが、池袋に生まれ引っ越し好きの著者がその後に住んだ東京各地を懐かしみ歩く散策記。半ば程は私にも馴染みの土地だから熱心に読んだ。よって選ばれた土地は網羅的ではない。古い建物施設は疎か、地形まで変えてしまった麻布や赤坂等が選ばれない為好感の持てる内容である(頻に採り上げられる荷風絡みで市兵衛町には論及するが)。内容は余り新奇な所がなく、寧ろ氏の知識の拠って立つ元の資料(実は積読本が多い)を改めて読みたい。尚末尾にある写真付き案内は良い。

  • 行加

    怪人スエヒロの案内で回る、東京散策ガイドブック。上野に神社仏閣がひしめいていたとか、ミニチュア富士山があちこちに作られていたとか、今の東京では想像もつきませんが、その名残を探しながらの散策も楽しそうですw タモリさんがもう少し早くフリーになってたら、お二人で「ブラタモリ」やって欲しかった……

  • Kazuo Ebihara

    本書は、2001年から2年間にわたって雑誌「サライ」に連載された記事を加筆修正し、2003年に書籍化。20年後に再文庫化されたもの。 著者は、独文学者で、大学教授、作家、博覧強記の評論家でもある。 東京の下町を中心に、自身が暮らした昭和初期の街の残り香を探しつつ、江戸から明治の小説、随筆、芝居、落語に関わる歴史遺産を探った。 実に興味深い。 執筆から20年以上経ち、東京の風景は大きく変わっているが、寺社や墓石、石碑の多くは残っているものと思われる。 著者は、2004年8月に71歳で亡くなられた。合掌。

  • bunca

    都内の江戸の香り残る裏町30か所を徘徊し、博識ぶりを発揮した文章でまとめる読み応えある一冊。 場所は花街の名残の東側地区や種村さんの生家の池袋近辺が多い。 通りがかってあれ?と疑問を感じつつも深く考えずにいたことが、こちらの本で氷解した点がいくつもあり、スッキリしました。 ご存命であったら、もっといろんな場所のことを書いておられたかな。 護国寺の出版社に勤務って、某講談社でしょうか。

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