哀愁しんでれら もう一人のシンデレラ 双葉文庫

秋吉理香子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784575524277
ISBN 10 : 4575524271
フォーマット
出版社
発行年月
2020年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
253p;15

内容詳細

ただ幸せになりたいだけだった―市役所の児童福祉課で働く咲良は、8歳の娘・カオリを男手ひとつで育てる開業医の孝太と出逢い、結婚。誰もが羨む幸せな家庭を手に入れた。しかし、「理想の家庭をつくる」という咲良の願望は知らぬ間に自身を追いつめ、次第に家族の歯車を狂わせていく…。映画『哀愁しんでれら』を原案に『暗黒女子』の著者が新たに生みだした「もう一人のシンデレラ」。

【著者紹介】
秋吉理香子 : 早稲田大学第一文学部卒。ロヨラ・メリーマウント大学院にて、映画・TV製作修士号を取得。2008年「雪の花」で第3回Yahoo!JAPAN文学賞を受賞。09年に受賞作を含む短編集『雪の花』にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • よつば🍀 さん

    コワイ。哀愁なんて微塵も感じない狂気に満ちた家族を描いたサイコホラー。市役所の児童福祉課で働く咲良に突如押し寄せた不幸の数々。そこからの一発逆転を狙って開業医の孝太と結婚するものの、夢見たシンデレラストーリーからどんどん掛け離れ運命の歯車が狂いだす。夫の孝太は一見優しそうに見えるも自宅のアトリエで行う行為にサイコパスを感じ震える。孝太の一人娘のカオリは8歳とは思えない邪悪な心を持つ。打算的な面はあれど、常識人だと思っていた咲良までもオカシクなって行く。イヤミスとホラーを融合した秋吉節炸裂の物語を堪能した。

  • ごみごみ さん

    この人と出会ってから、全てがうまくいく。わたしを救ってくれた。まるで王子様ーー誰もが羨む理想の結婚。幸せな家庭を手に入れた・・はずだったのに!タイトルから、なんとなくうまくはいかないんだろうな、と想像はつく。でも予想以上の展開に鳥肌。娘の言動は小2とは思えないし、夫の異常な一面には嫌悪感。それに振り回される主人公もいつしか狂っていく。哀愁どころじゃない。みんな幸せになりたかったんじゃないの?なのになぜ、あのラストにたどり着いてしまったの?

  • スエ さん

    めでたし、めでたし。……とはいかないのが世の常、人の常。童話の「シンデレラ」も王子様と結婚して、幸せに暮らしましたとさ……。さて、その後はどうなったのでしょうか? 今まで家族の大黒柱だった咲良は、一人娘をもつ王子様と出会い、結婚した。こちらの「シンデレラ」の行く末は?! ラストは驚愕。あゝ「哀愁しんでれら」。

  • アッシュ姉 さん

    映画『哀愁しんでれら』を基にした秋吉さん版「もう一人のシンデレラ」。一夜にしてありとあらゆる不幸に見舞われた主人公の前に現れた王子様。彼女はシンデレラのように幸せになれるのか。ノリノリで書かれたのでしょうか。ブラックコメディとして楽しみました。ラストがちょっと雑に感じたので、もっと捻りが欲しかったです。映画との違いが気になります。

  • 金吾 さん

    夢に対しても現実に対しても主人公の思い込みの強さと人格の変化に驚かされます。テンポよく読めますが、ラストはそりゃないだろという話でした。

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