秋保水菓

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コンビニなしでは生きられない 講談社ノベルス

秋保水菓

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基本情報

ジャンル
：
文芸
ISBN/カタログNo
：
ISBN 13 : 9784062991209
ISBN 10 : 4062991209
フォーマット
：
本
出版社
：
講談社
発行年月
：
2018年04月
発売国
：
日本
追加情報
:
２７１ｐ；18

内容詳細

大学生活に馴染めず中退した１９歳の白秋。彼にとって唯一の居場所はバイト先のコンビニだった。そこに研修でやってきた女子高校生の黒葉深咲。強盗、繰り返しレジに並ぶ客、売り場から消えた少女。店内でひとたび事件が起これば、深咲は目を輝かせて、どんどん首を突っ込んでいく。彼女の暴走に翻弄されながら、謎を解く教育係の白秋。二人の究明は店の誰もが口を閉ざす過去の盗難事件へ。元店員が残した一枚のプリントが導く衝撃の真実とは？第５６回メフィスト賞受賞作。

【著者紹介】
秋保水菓 : １９９４年、神奈川県横浜市出身。２０１８年、第５６回メフィスト賞受賞作『コンビニなしでは生きられない』でデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

（「BOOK」データベースより）

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読書メーターレビュー

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  • あも さん

    読了日：2018/07/19

    大学中退してコンビニバイトが唯一の社会とのよすがな白秋くん。自分を『せんぱいっ♡』と呼び、お客さんをミステリーと呼ぶ可愛い新人バイトが登場し、巻き起こる日常の謎が最後に繋がり、ついでに白秋くんもちょっと成長する的な…。上手く出来てるとは思うけど、ちょっと小手先。ちょっとしゃらくさい。社会的地位が低くコミュ力も低く、魅力が伝わらない主人公＝作者の分身の生活圏に美少女が現われ、なぜか好意を寄せてきて…って使い古された典型的なボーイミーツガール。絵に描いたような願望丸出し系ラノベ。ペンネームもちょっと臭います。

  • 雪紫 さん

    読了日：2024/03/09

    電子書籍にて読了。「せんぱい、このコンビニにまた新しいミステリー（お客さん）がお越しになりましたねっ！」「ミステリーはお客さんじゃない」コンビニで起こる様々な事件が連作短編集的にヘビーな繋がりを見せる。ある意味コンビニの知識や、それを生かした謎解きがある意味異世界ミステリ感。伏線やまとめ方はしっかりしてるので・・・後はキャラを受け入れられるかが問題。そしてある種の仕事に存在意義を認める職場依存にも（わりと他人事じゃない分印象が強くなってる・・・）。

  • よっち さん

    読了日：2018/04/29

    大学生活に馴染めず中退した19歳の白秋が、バイト先のコンビニに研修でやってきた女子高校生の黒葉深咲と次々と起きる謎を解く青春ミステリ。店から逃げ出さない強盗、繰り返しレジに並ぶ客、売り場から消えた少女といった事件が起きるたび、彼女の暴走に翻弄されつつ謎を解き明かす白秋。やや強引な謎もありましたがテンポの良い二人の謎解きは楽しくて、伏線を回収して見事に繋がってゆくほろ苦い背景と、それを乗り越えて迎える結末にはぐっと来るものがあって、何より著者さんの深いコンビニ愛が感じられた作品でした。次回作期待してます。

  • きっしぃ さん

    読了日：2020/02/13

    メフィスト賞受賞作。コンビニが舞台の日常系ミステリー。最初のコンビニ強盗事件の話が登場人物の行動が不自然すぎて、なんだこれ…大丈夫か？と思って読んだけど、徐々に良くなっていったかな。過重労働とか、従業員による窃盗とかは、コンビニじゃなくてもあるよね😥引っ越してきてから、コンビニよりもスーパー派になってしまった💦道民の私はセイコーマートが大好きです(笑)

  • ばりぼー さん

    読了日：2018/09/12

    メフィスト賞受賞作。大学を中退してコンビニのバイトに明け暮れる「俺」（白秋）と、女子高生の新人バイト黒葉深咲との恋愛をからめた日常の謎系連作短編集。現金を奪った後もそのまま店内に留まるコンビニ強盗の謎、何度もレジに並んで一品ずつ会計を済ませる客の謎、レジのキャッシュトレイから消えた一万円札の謎など、謎そのもののひねり方がかなり苦し紛れの感じがしますが、我慢して読み進めると最終的にすべての話が伏線となって繋がります。第５章『黒幕の向こうの会計』、第６章『黒白の時間』のサプライズはまずまずでした。

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秋保水菓

１９９４年、神奈川県生まれ。２０１８年、第５６回メフィスト賞受賞作『コンビニなしでは生きられない』でデビュー。高校１年よりコンビニエンスストアに勤務（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

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