デジタル・ポピュリズム 操作される世論と民主主義集英社新書

福田直子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087210347
ISBN 10 : 4087210340
フォーマット
出版社
発行年月
2018年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
224p;18

内容詳細

無意識のうちにクリックした「いいね!」が悪用される――。現代はもはやそんな時代だ。
嘘を混ぜたプロパガンダや個人の不安に直接訴える「マイクロ宣伝」。これら巧妙なサイバー戦略は、世論形成に使われている。近い将来行われるであろう日本の国民投票でも使われるのは時間の問題だ。欧米ですでに問題となっているデジタル・ポピュリズムの事例を細かく取材し、徹底的に書き尽くす!

■主な内容
・ビッグデータの最大の効用は「先読みすること」
・グーグル検索が「人の心のうち」を語る
・購入履歴から消費者ごとに異なる価格が設定されている
・スマートスピーカーがあなたを24時間監視している
・トランプを勝たせた、イギリスの分析会社「ケンブリッジ・アナリティカ社」の正体
・イギリスのEU離脱キャンペーンに莫大な寄付をした大富豪とは
・ネガティブ広告で投票を阻止させることができる
・68個の「いいね!」分析でユーザーのプロフィールがわかる
・面白い偽ニュースを紛れ込ませるという新ビジネス
・ロシアのウイルス対策ソフト会社「カペルスキー社」はアメリカ大統領選に関与したか
・皿洗いから大財閥にまでなったロシア人・プリゴジンとプーチンの黒い関係
・嘘の書き込みを組織的に行う“トロール・ファーム”の女性社員の一日
・フェイクニュースがつくる「ある種のムード」

■目次
まえがき
第一章 ビッグデータは監視し、予測し、差別する
第二章 「心理分析」データを使った選挙広告キャンペーン
第三章 ソーシャルメディアは敵か、味方か
第四章 ロシアのサイバー作戦が欧米のポピュリズムを扇動する
―-―ロシアから“ボット”をこめて
第五章 デジタル時代の民主主義
あとがき

■著者略歴
福田 直子(フクダ ナオコ)
ジャーナリスト。上智大学卒業後、ドイツのエアランゲン大学にて政治学・社会学を学ぶ。帰国後、新聞社、出版社にて勤務。著書に『大真面目に休む国ドイツ』『ドイツの犬はなぜ吠えない?』 (平凡社新書)、『休むために働くドイツ人、働くために休む日本人』(PHP研究所)など。

【著者紹介】
福田直子 : ジャーナリスト。上智大学卒業後、ドイツのエアランゲン大学にて政治学・社会学を学ぶ。帰国後、新聞社、出版社にて勤務。アメリカとドイツに30年住み、ニュース系の媒体に寄稿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 樋口佳之 さん

    最近、アメリカの東海岸やシリコンバレーで働くIT関係者の中には、スマホやタブレットなどを禁止する私学に子どもを通わせたり、夜間はネット接続や寝室での使用を禁止する親が増えているという。それは麻薬の売人が「自分の商品でハイ(のぼせる)にならないようにする」のと同様、子どもには自分たちのつくりだす製品やアプリケーションの使いすぎで毎日「中毒生活」を過ごさせたくはない、選ばれた良書の読書に励み、自制心を養うよう教育したい、ということらしい。/あー!!

  • えも さん

    本書は様々な事例や学者らの見解を、畳み掛けるように示してきて圧倒される▼SNSによるプロパガンダは、ここまで来ているんですね。トランプ政権も、ロシアも怖いわ〜▼とにかく我々は、疑って、別のサイトで真偽を確認して、自分で判断するしかないのでしょうが、検索サイトも各個人の趣味傾向で順番が変えられてるし、かといってもう手放せないしねえ…

  • 501 さん

    ソーシャルメディアやスマートスピーカーなどのサービスを使用するということは、個人の思想や嗜好、行動パターンをサービスを提供側に渡すということであり、個人情報は個人が想像する以上に多様に大量に収集され分析されるといったことがわかる本。今後ますますIoTが普及し、自動車の自動運転が実用化されはじめるとなると個人情報を収集する手段は増加の一途をたどる。個人情報が収集されるということはどういうことなのかということを知るのはますます重要になってくるのではと思う。

  • こんじろん さん

    最初読んだとき今一つ危機感を感じなかったのは、自分は思想的にはガチガチのリベラルで、ネット情報ごときには惑わされないと確信しているからだろう。民主主義の危機であると深刻に受け止めなければならない。

  • こんじろん さん

    なぜだろう、今一つ深刻さが伝わらないような気がする。サラッとし過ぎ?新書ってこんなものかな。

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