福翁自伝 角川ソフィア文庫

福沢諭吉

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784043073047
ISBN 10 : 4043073046
フォーマット
出版社
発行年月
2008年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,406p

内容詳細

福沢諭吉が60余年の人生を回顧した自叙伝。青年時代の緒方洪庵塾での猛勉強、学友を諌めるために書いた遊女の贋手紙、蘭学塾の創設、幕府の遣欧使節に随行したヨーロッパ巡検、洋学者を狙う暗殺者におびえた日々、拒み続けた新政府への仕官―。福沢は抜群の語学力によって教育に啓蒙にと文明開化を導いたが、また勇気と人情に厚い数々のエピソードを残した。話し上手な福沢の思い出話に世相がリアルに伝わる。

目次 : 幼少の時/ 長崎遊学/ 大坂修業/ 緒方の塾風/ 大坂を去って江戸に行く/ 初めてアメリカに渡る/ ヨーロッパ各国に行く/ 攘夷論/ 再度アメリカ行/ 王政維新/ 暗殺の心配/ 雑記/ 一身一家経済の由来/ 品行家風/ 老余の半生

【著者紹介】
福沢諭吉 : 1835年大坂中津藩蔵屋敷生まれ。54年蘭学を志し、長崎に出る。翌年緒方洪庵の適塾入門。56年福沢家の家督を継ぐ。58年江戸中津藩中屋敷に蘭学塾を開くが、翌年英学に転向。60年軍艦咸臨丸でサンフランシスコへ渡航。62年幕府遣欧使節随行員としてヨーロッパを歴訪。68年塾舎を新銭座に移転、「慶應義塾」と命名し、71年には三田へ移転。90年慶應義塾大学部を設置。1901年66歳で死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • C-biscuit さん

    図書館で借りる。福沢諭吉の自伝であり、当時の様子をはじめ、幕末から明治の諭吉の生き方がよくわかる。特に最後の年表がわかりやすいので、先に読むのも手であるとも感じた。子供と読んでいるマンガ日本史の内容も載っており、かえってマンガ日本史が良い本であることが確認できる。毎月の月謝制も諭吉が始めたらしく、教員への分配のエピソードも時代を感じるし、諭吉の思いが伝わっていたのだと思う。あとがきに、最近は外人もこの本を読んで日本に来る人もあるとあった。初めて読んだのでなんであるが、多くの人が読むべき本であるとも思う。

  • フンフン さん

    確か、中学時代に一度読んだはずだが、中学生には理解できなかったろうね。巻末の解説によれば、これは『フランクリン自伝』に影響を受けているという。エピソードがフランクリンの記述と似通っていて、取捨選択も影響されたらしい。というより、福沢の人生そのものがフランクリンに影響されたのだろう。フランクリンは科学者であり、新聞社主であり、大学の創設者であり、政治家でもあった。福沢はフランクリンを模範として人生を送り、最晩年にはそれ以外のことは記憶に残らなかったのだろう。

  • おとん707 さん

    福沢諭吉のことについてはその著書を読んだこともなく、明治維新の重要人物とおぼろげながら認識しているだけだったが、この本を読んで驚いた。格調高い偉人とは思えぬ幼少よりの酒飲みで、緒方洪庵の塾生時代は勉強もしたが酒と過ぎた悪ふざけには驚かされる。やがて眼は欧米に向き日本の尊王鎖国を嫌悪し、一切政治には関わらず専ら教育と思想の道を歩んだことがわかるが、政治の中枢に身を置かずに明治維新にどうしてそんなに影響力を発揮できたのか、自身の控えめな回顧談からはなかなか理解しがたい。ここに書かれていない何かがあるはずだ。

  • sine_wave さん

    自分の生き方を貫いた人だが、酒が大好きで、鯨飲の悪習と表現している。基本はオランダ語・英語の勉強をしたことが、能力発揮を可能にしたのだろうと思う。偉い人の裏側が窺い知れる良書。

  • くろみつきなこ さん

    再読。未読の方は書生時代のエピソードだけでもすごく面白いから読んでほしい。 【目的なしの勉強】「あまり学問を勉強すると同時に始終わが身の行き先ばかり考えているようでは、修業はできなかろう」 【一国の独立は国民の独立心からわいて出る】「維新政府の基礎が定まると…少しばかり文字でもわかるやつはみな役人になりたいという。…全国の人民、政府によらねば身を立てるところのないように思うて、一身独立という考えは少しもない。」

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人物・団体紹介

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福沢諭吉

1835〜1901。中津藩士、著述家、教育者、思想家。アメリカ・ヨーロッパへの使節団に参加し、その経験をまとめた『西洋事情』を出版。明治維新前後において新時代の自由や平等を説いた。「時事新報」の発行人を務め、慶應義塾の創設に尽力した。日本を代表する文化人として、1984〜2024年まで一万円紙幣の肖

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