数年ぶりに読み返しました。何度読んでも面白いです。この作品のヒロイン的な立ち位置のさくらちゃんと零くんの出会いは最悪でしたね。キレ者のヤクザとして登場したさくらちゃんが二人で様々なアトラクションを経験し、零くんとの絆を深めていく過程が好きです。

リング３つをもったいつけて取り出すシーンがすきです。もともと手にもってたはずなのに、わざわざ隠したりと意外と注目されたがりの零くんが可愛かったです。ラストシーンはこの作品を名作にしましたね。こんな終わり方する作品はみたことがないです。

前部で、あまりにも衝撃的な終わり方をしたシーンから始まります。数年間飽きましたが、続きを書いてくれてよかったです。財全の言う通りになってしまうのが気に入りませんが、運も持ち合わせていたため生き延びます。ゴルフ編もいいですが、ポーカーが一押しです。

名前が長すぎたり、奇天烈な容姿と残酷な性格のわりにかつてはいじめられっ子だったりしたことが判明する小太郎君が大活躍します。かつて人権を踏みにじられたものが今度は力を手に入れ弱いものを蹂躙するということでしょうか。人間味あふれるこのキャラが賭博覇王伝零第一部の中では最も印象に残っています。

このクォータージャンプの攻略方法には感心しましたが、もし視力が悪くて見えなかったり、嘘をついてまぐれであたってたりしたらどうするんだろうと気になりました。それにしても標くんは零さんの強力なライバルですね。

この作品のヒロインとなるエリザベスジュンコの登場です。多分モデルになったのはあの芸能人ですよね。登場時は鬼畜なのですが、後に改心しだんだんとかわいくなっていきます。零とジュンコの二人の関係が楽しみです。

最終巻では第１部で活躍したあの切れ者キャラが登場します。なぜか車椅子に乗っており、気になるところで終わりました。第三部はあるのでしょうか？諭吉の独り言は少々ダレていたので不安ですが、ファンなので待っています。

アカギと鷲巣の血抜き麻雀はずっとやっている印象がありますが、徐々にではありますが、終わりに近づいています。二人の異常さははじめからでしたが、それがだんだん異常に見えなくなるほど長い間この戦いが描かれていますが色々あって飽きません。

タイトルにもある通り24億という大金を手にしたカイジたちが追手から逃げるストーリーです。細かいところまで描かれているので、話がなかなか進みませんが、カイジではそれが普通なのでもう全く気になりません。何も考えず楽しめる漫画です。

17・18巻は本来のテーマである麻雀からはだいぶ離れて、赤木しげるの葬式が描かれるわけですが、これが本編よりも面白かったりするので不思議なところです。極端な話、これまでの話は読まずとも、この2冊だけでも読む価値があると思います。