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神永学

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784569856704
ISBN 10 : 4569856705
フォーマット
出版社
発行年月
2024年03月
日本
追加情報
:
304p;19

内容詳細

それ―は知らぬ間に、あなたに近付いて来る。それ―に訊かれても、答えてはいけない。それ―を見たのなら、逃げなければならない。それ―が何なのかは、誰も知らない。黒いワンピースの少女、消えた配信者、機械に繋がれた生首、崩れた鼻、血塗れの男女―。奇々怪々な事件が一つに結びつくとき、明らかになる真相とは。

【著者紹介】
神永学 : 1974年、山梨県生まれ。2004年、『心霊探偵八雲 赤い瞳は知っている』でデビュー。同作を第一作とした「心霊探偵八雲」シリーズが人気を集める。小説の他、舞台脚本の執筆などでも活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • yukaring さん

    予測できない恐怖。これは怖い、怖すぎる。名前を出すだけで呪われるという"それ"。それ─に選ばれるとスマホにメッセージが届き、それ─に見つかったら決して逃げられないというネットの噂。点であった噂が段々と繋がって線になり、線に厚みが出て面になり、気づいた時には絡め捕られ脱け出せない悪夢。黒いワンピースの少女、眼球のないシワだらけの顔、機械に繋がれた生首。そして耳元で囁かれる「その身体─私にちょうだい」都市伝説とAI、不条理で奇怪な事件が一つに結び付いた時に明らかになる驚愕の真相。新感覚のホラーミステリだった。

  • モルク さん

    これはホラーなのか。はじめは都市伝説風怪奇系ホラー。あなたは選ばれましたの通知と共に眼球のない女に執拗に付きまとわれる。そして次々といなくなり残虐極める方法で殺される。後半になるとご主人を愛するAIロボットへとSFに変わっていく。それはそれで別の怖さ。AI頼りの将来、AIによる暴走はあるのかもしれない。

  • 雅 さん

    いかにもホラーという始まり方でしたが、徐々に近未来SFみたいに。引き込まれる展開に一気に読んでしまった。

  • itica さん

    SFホラーと言うジャンルがあるのか知らないけれど、ホラーであり近未来的でもあり、想像もしない展開だった。選ばれた女性が消える、化け物が迫ってくる。そんな怖さと、AIに対する未知なる不安に駆られながら、点と点が繋がったときの驚きと納得。神永さんはこんな話も書くのだと、何か新鮮に感じた。ただ、グロいシーンもあるので苦手な方はご注意を。

  • シャコタンブルー さん

    「あなたは、選ばれました。」このメッセージがスマホに届いた瞬間から恐怖が始まる。「それ」が迫ってくる臨場感は半端無い。何処にも逃げられない。誰も助けてくれない。待ち受けているのは絶望だけだ。凄まじい2件の殺人事件は何故起きたのか。「それ」その正体は何だ。その目的は何だ。いくつもの謎と予想不能の展開はまるで一直線で地獄に引きずり込まれていくような落下速度感だった。イジメ、容姿、ストーカー、ネット等数多くの題材と事件が一つの糸で繋がる構成も素晴らしい。そして更なる恐怖を予感させるラスト2行に慄く。

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人物・団体紹介

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神永学

1974年、山梨県生まれ。日本映画学校(現日本映画大学)卒業。2003年「赤い隻眼」を自費出版。同作を大幅改稿した『心霊探偵八雲 赤い瞳は知っている』で04年プロ作家デビュー。代表作「心霊探偵八雲」をはじめ、シリーズ作品を多数展開している。映像化、舞台化作品も多数(本データはこの書籍が刊行された当時

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