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ISBN 10 : 4004318483
Content Description
老子の「道」の思想から、「気」の生命観、政治思想、仏教との関わり、日本への影響まで、総合的に解説。
老子の「道」の思想を起点に、古代神仙思想、後漢末の太平道と五斗米道、六朝知識人の修養法など、さまざまな思想・運動をとりこみながら形成された道教。その哲学と教理を、「気」の生命観、宇宙論、救済思想、倫理・社会思想、仏教との関わり、日本への影響などの論点からとらえる。丁寧なテキスト読解に基づく総合的入門書。
目次
講義を始める前に
第1講 道教の始まりと展開
第2講 「道」の思想――通奏低音としての『老子』
第3講 生命観――気、こころ、からだ
第4講 宇宙論――目に見える世界を超えて
第5講 神格と救済思想――自己救済から他者救済へ
第6講 修養論――内丹への道
第7講 倫理と社会思想――政治哲学としての道教
第8講 道教と仏教――三教並存社会のなかで
第9講 道教と文学・芸術
第10講 道教と日本文化
あとがき
読書案内
略年表
【著者紹介】
神塚淑子 : 1953年兵庫県生まれ。1979年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程中途退学。博士(文学)。専門は中国思想史。現在、名古屋大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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