ヨハネ受難曲

礒山雅

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480874030
ISBN 10 : 4480874038
フォーマット
出版社
発行年月
2020年02月
日本
追加情報
:
496p;20

内容詳細

西洋音楽史上の一大傑作でありながら、いまだ多くの謎に包まれた《ヨハネ受難曲》。度重なる改稿の末、作曲家が残したメッセージをバッハ研究の権威が読み解く。

《著者情報》
礒山 雅(イソヤマ タダシ)
1946‐2018年。音楽学者。東京大学文学部および、同大学院修士・博士課程で、美学藝術学を学ぶ。学術博士(国際基督教大学)。国立音楽大学教授を経て、同音楽研究所所長、2006年日本音楽学会会長、サントリー芸術財団理事、いずみホール音楽ディレクターなどを歴任。1988年バッハの研究により辻荘一賞受賞、『マタイ受難曲』で京都音楽賞・研究部門賞受賞。2018年度、第31回ミュージック・ペンクラブ音楽賞研究・評論部門受賞。2018年国際基督教大学より博士号を授与される。著書に『マタイ受難曲』『モーツァルト』(ちくま学芸文庫)、『バッハ=魂のエヴァンゲリスト』『バロック音楽名曲鑑賞事典』(講談社学術文庫)、『バロック音楽』(NHKブックス)、『J.S.バッハ』(講談社現代新書)など多数。

【著者紹介】
礒山雅 : 1946‐2018年。音楽学者。東京大学文学部および、同大学院修士・博士課程で、美学藝術学を学ぶ。学術博士(国際基督教大学)。国立音楽大学教授を経て、同音楽研究所所長、日本音楽学会会長、サントリー芸術財団理事、いずみホール音楽ディレクターなどを歴任。1988年バッハの研究により辻荘一賞受賞、1994年『マタイ受難曲』で京都音楽賞・研究部門賞受賞。第31回(2018年度)ミュージック・ペンクラブ音楽賞(研究・評論部門)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  名著『マタイ受難曲』を読み終え、次な...

投稿日:2020/09/14 (月)

  名著『マタイ受難曲』を読み終え、次なる山はヨハネ受難曲。実はまだ読了していませんが、他の方の目に少しでも触れて手に取ってもらいたく急きょレビューしておきます。   私自身、バッハの受難曲と言えば「マタイ」で「ヨハネ」はおまけというかその次…みたいな感じ方でいました。そんな中でこの本を読み始め、すぐさま夢中になり、CDラックに長らく眠っていたCDを取り出しつつ読んでみると、実に劇的で内容が充実していることに気づかされました。    本書ではバッハ以前のヨハネ受難曲の歴史に始まり、バッハによる複数の改訂バージョンについての論考や各曲のポイントや聴きどころ、テキストと音符の密接な連関への指摘など挙げるべき点は多いですが、それを次々に読ませる最大の要因は著者のバッハへの想いや曲への愛着と探求心ゆえでしょう。これを読んでいる時(2020年9月)に鈴木雅明&バッハ・コレギウム・ジャパンによる新盤のニュースも入り即購入しこれを聴きつつさらに読み進めるつもりですが、バッハが言葉の一節一音に至るまでイエスの劇的な「死へのドラマ」を音化していることに驚かされてしまいます。   コロナ禍で過去が消え去り、今日が不安に換わり、明日が見えなくなった2020年。不謹慎かもしれませんが、こんな今こそヨハネ受難曲のドラマは聴かれるべきではないかと思います。マタイ受難曲では静かにしかし厳粛に曲が始まりますが、ヨハネ受難曲ではいきなり悲劇の中に鷲掴みで連れていかれるような切実な曲で幕開けします。まるで遠いところにあると思い込んでいたコロナウィルスがいきなり自分の身の回りに襲いかかる今日の状態に近いとも感じてしまいます。「ヨハネ受難曲」で綴られる悲劇は聖書の中や音楽の中だけのものでなく、読んで聴いて今の自分たちと重ね合わせて「実感」するものであるということを痛切に感じます。   もちろん著者はコロナとの関連などは意図していません(コロナ禍以前に逝去されているわけですから)が、バッハの音楽が長い間「普遍」として存在しているのはそれなりの「力」を持っているからで、その力は2020年の現在にもなお「力」と「存在意義」を持ち続けていると言えるかもしれません。いずれにせよ、この著作を通じてヨハネ受難曲を知り、親しみ、そしてバッハの精神世界に思いを馳せてみたくなるでしょう。礒山氏の道案内でヨハネ受難曲の世界に入ってみたい方にぜひ読んでいただきたいです。   

うーつん さん | 東京都 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • どら猫さとっち さん

    「マタイ受難曲」と並び、バッハの最高傑作として名高い「ヨハネ受難曲」の誕生からその全貌を解き明かし、その曲を新たな視線で解いていく一冊。著者はバッハ研究家の第一人者で、NHK FM「古楽の楽しみ」ので案内人だった方で、残念なことに2年前に、不慮の事故で亡くなられた。遺作である本書には、バッハの音楽を探求する彼の姿があった。本書を読んだのは、コロナウイルス感染による緊急事態宣言の最中だった。ひとりでも助けたい、そんな祈りを込めて読んだのかもしれない。

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礒山雅

1946‐2018年。音楽学者。東京大学文学部および、同大学院修士・博士課程で、美学藝術学を学ぶ。学術博士(国際基督教大学)。国立音楽大学教授を経て、同音楽研究所所長、2006年日本音楽学会会長、サントリー芸術財団理事、いずみホール音楽ディレクターなどを歴任。1988年バッハの研究により辻荘一賞受賞

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