日本建築思想史 atプラス叢書

磯崎新・写真

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784778314217
ISBN 10 : 4778314212
フォーマット
出版社
発行年月
2014年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20

内容詳細

磯崎新、初めて建築史を語る。
「堀口捨己―丹下健三―磯崎新―妹島和世」という4人の建築家を軸に、1920年から2020年までの日本建築思想を語り尽くす。

目次
「わ」空間の建築家 磯崎新

第1章 1920-1945
モダニズムの出発点
堀口捨己の近代住宅と茶室
様式史観とヨーロッパの近代運動
モダニズムと伝統
コンセプトと技術の問題
「非」と「反」
構造派とテクノクラート
戦時下の近代建築

第2章 1945-1970
戦中から戦後へ
広島平和記念館
日本の伝統と建築ジャーナリズム
なぜ縄文が必要だったのか?
伝統論争の終焉、そして、アーバニズムへ
戦後建築とアメリカ・モダニズムの影響
見えない都市
架構の人間

第3章 1970-1995
グローバル化のなかで浮き彫りになる「日本」
インテレクチュアル・アヴァンギャルド
「つくば」という問題
国際コンペの役割
商業と都市開発と建築家
若手建築家の台頭
コンペの裏側
ポストモダニズムのなかから

第4章 1995-2020
時代の区切り/建築の一〇〇年を読むにあたって
二一世紀を告げる建築
近代と現代のはざまに
場所論は現代建築を導くことができるか
二〇二〇年へ

建築家の超自伝として 横手義洋

索引

図版提供と出典

【著者紹介】
磯崎新・写真 : 1931年大分生まれ。丹下健三に師事し、1963年磯崎新アトリエ設立。代表作に、大分県立図書館(現アートプラザ、1966)、群馬県立近代美術館(1974)、ロサンゼルス現代美術館(1986)、パラウ・サン・ジョルディ(1992年夏季バルセロナオリンピックスタジアム)、カタール国立コンベンションセンター(2011)、上海シンフォニーホール(2014)など多数

横手義洋 : 1970年生まれ。建築史家。東京大学建築学科卒。同大学助教、イェール大学研究員を経て、東京電機大学建築学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 常磐条 さん

    6年ほど前よく建築家のお話を聴きに出かけて行った割には、ふわっとした建築イメージしか抱けずにいる自分。本書は難解であった。がしかし、そこがいいのだ。さらりとは流れていかない“とっかかり”としての、「近代国家、都市、建築、アート、表象」が複雑に絡み合った建築の難しさがアタマに食い込んでくる。『自分よりも若い建築家の仕事を見ていると(略)何をやろうとしたかはぜんぶわかるわけです。僕から見ると、理解できるということはおなじ次元にいるということ。』むき出しの難しさにどう向かい合うかが、面白さなんだと思う。

  • ころこ さん

    インタビュー形式なので、あっという間に読めます。特に前半は「建築史」で、後半になると本人が登場し「建築思想史」になります。都市から国家へ。図らずも学生運動の仲間を裏切る形で建築の仕事を果たしていくことが自我の分裂を招いたあたりから話は熱を帯び、「思想史」らしくなっていきます。思想が必要なのは屈折を抱えるからです。思想とは建築の隠喩なので中身は平易です。「建築思想史」=自分史ということに疑問を持たないのが本書の問題点でしょう。要するに、巨匠が自分のことを語りたいのだということに尽きる様です。

  • ophiuchi さん

    磯崎新のことも都庁コンペの話を読んだぐらいの知識しかなく、出てくる建築家の名前の多くが分からない(特に海外のそれは、まだ無名だった頃のザハ・ハディドが出てきたのを含めても一桁)。対談なので何とか読み通したが、ぼんやりしたイメージしか残っていない。いつか書いてある内容に一つでも思いあたる日が来ればいいけど…

  • nizimasu さん

    磯崎新さんといえば、建築家としての側面もさることながら、その博覧強記ともいえる建築に関する知識量というのは半端ではない。そんな氏の1920年から現在までの日本の建築の流れをインタビュー形式でまとめたのがこちら。20年までの近代建築の成立における堀口捨己から師である丹下謙三にご本人、そして現在を象徴する妹島和世までの概説はかなりの建築の知識がないと厳しいが、それでも日本的なものと西洋建築の克服の時代からよりエスニックな日本の建築の発見というプロセスは同時代の建築家の奮闘ぶりからも窺える。日本論としても秀逸だ

  • 引用 さん

    磯崎著作史を照らして読み直したい、『空間へ』や『反建築』くらい?作品はそれに比べるとなかなか良く触れられているのだが、、、

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人物・団体紹介

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磯崎新・写真

1931‐2022。建築家、都市デザイナー。1954年東京大学工学部建築学科卒業。1963年磯崎新アトリエを設立。大分県立大分図書館(アートプラザ)をはじめ、60年代に大分市に集中して実現された建築群から、90年代の国内外各地、バルセロナ、オーランド、クラコフ、岡山県奈義町、京都、奈良、ラ・コルーニ

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