星月夜 藩邸差配役日日控

砂原浩太朗

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163920825
ISBN 10 : 416392082X
フォーマット
出版社
発行年月
2026年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
確実に帯が付いた状態での出荷、また初版など版のご指定はお約束しておりません。

内容詳細

江戸時代の総務部総務課とも言える藩邸差配役・里村が、藩邸内の厄介事から政争に至るまで、あらゆる問題を見事に解決する『藩邸差配役日日控』シリーズ2作目です。

里村五郎兵衛は神宮寺藩の江戸藩邸内の揉め事の差配役をつとめる。差配役は陰で“なんでも屋”と揶揄されるほど、揉め事や雑事が大小問わず持ち込まれ、対応に追われる毎日です。

シリーズ1作目では神宮寺藩の若君、亀千代の意外な思いが五郎兵衛との出来事を通じて明らかになりました。
2作目の『星月夜』では、七緒のかつての嫁ぎ先、河瀬新乃丞について新たな事実が分かります。3年前、新之丞が収賄の疑いを被って自裁したため、七緒は嫁ぎ先から戻っていました。あるとき、七緒が亡き夫の手回り品として持っていた手控えを姑に少しずつ読んで聞かせることになり‥。

家老の側近、波岡喜四郎の不審な動き(「波と波」)、江戸藩邸の修繕をする大工の源蔵親分の真意(「揺れる槌」)、無口な女中・玉の秘めた思い(「梔子日和」)、老齢を迎え出仕を終えた安西主税の父のその後(「碌々帝日乗」)など、人が生きる中で生まれる思いに誠実に向き合う五郎兵衛の差配が垣間見える全5作です。



【著者紹介】
砂原浩太朗 : 1969年生まれ、兵庫県神戸市出身。早稲田大学卒業。出版社勤務を経て、フリーのライター・編集・校正者に。2016年「いのちがけ」で決戦!小説大賞を受賞し、デビュー。21年に刊行した時代小説『高瀬庄左衛門御留書』が山本周五郎賞、直木賞候補となったほか、野村胡堂文学賞、舟橋聖一文学賞、本屋が選ぶ時代小説大賞を受賞。翌22年『黛家の兄弟』で山本周五郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • パトラッシュ さん

    江戸藩邸が舞台の総務課物語第二弾だが、藩上層部の政争が描かれた前作に比べ、今回は差配役(総務課長)が藩邸内の平穏を守るため心を砕く姿が中心となる。狭い場所で同じ顔を突き合わせて仕事や立場の変化もないため、否応なく人間関係のもつれや鬱屈から起こるゴタゴタを「なかったことにする」立場だ。一見、地味でつまらぬ役目だが、面目第一の武家社会にあって主家の評判を守るには重厚かつ細心な人物が求められる。そんな職務に精励する男が、唯一の傷である娘婿の切腹に新事実を見つける表題作は仕事と父親の立場の葛藤が清涼感をもたらす。

  • hiace9000 さん

    神宮寺藩差配役・続編。砂原浩太朗の筆力は、まるで「和の風情」を五感に浸透させる魔法のよう。作中に漂う空気感や四季の移ろいが、繊細な情景描写を通じて肌に伝わるような錯覚すら覚える。やはり特筆すべきは、里村五郎兵衛はじめ登場人物各々の情の機微を掬い上げる圧倒的な巧みさ。一筋縄ではいかない世の徒然を、単なる悲劇や美談に終わらせることなく、複雑に絡み合う人間の業として紡ぎ出す。ままならぬ現実に翻弄されながらも、静かに灯る月星のように、人の心の気高さと脆さを鮮烈に浮かび上がらせる今作もまた、期待通りの傑作である。

  • いつでも母さん さん

    総務部総務課・・所謂なんでも屋の方々がいるから御社はまわっているのですよ!と心の声があふれちゃうシリーズの第二弾!日々のあれこれ、藩邸の皆の様子一つ一つを、決して派手さはない差配役・里村五郎兵衛が精を出す。連作短編六話。まだ二弾目なのに安心して読めるシリーズ。中でも表題作にもなっている最終話が好み。次も楽しみに待っている。

  • KAZOO さん

    シリーズ1作目に引き続いての連作短編集です。6つの作品が収められていてどれも心に残るものです。前作が藩内の権力闘争的なj話があったのに引き換え今回は比較的おとなしい話ばかりです。しかしながら主人公のような人物がいることによって藩の平穏が保たれているということです。今でいえばほかの方も書かれていますが総務部的な役割です。山本周五郎と藤沢周平を思い出しました。まだ続くのでしょうね。

  • あすなろ@no book, no life. さん

    差配役役の第2巻を第1巻に引き続き奥様の図書館本より拝借して読了。変わらずの淡々とした筆致での差配役日記調である。また、現代で言うところの老舗オーナー企業の総務部長ぶりでもある。気のせいというものはない。感じた事には何かしら根がある、という発言は正にそのもの。そんな中、亀千代・娘2人・小料理屋登美岡等の動きは読み手も知りたく嬉しい。特に若君・亀千代の成長ぶりと娘・七緒の心の機微に感じ入ってしまった章もあったのである。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

砂原浩太朗

1969年生まれ、兵庫県神戸市出身。出版社勤務を経て、フリーのライター、編集、校正者に。2016年「いのちがけ」で決戦!小説大賞を受賞しデビュー。2021年『高瀬庄左衛門御留書』にて、野村胡堂文学賞、舟橋聖一文学賞、本屋が選ぶ時代小説大賞を受賞。2022年『黛家の兄弟』で山本周五郎賞を受賞(本データ

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品