余命1年のスタリオン 上 文春文庫

石田衣良

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167904814
ISBN 10 : 4167904810
フォーマット
出版社
発行年月
2015年11月
日本
追加情報
:
333p;16

内容詳細

命が尽きるまでに、世界に何が残せるだろう

芸能界に颯爽とデビューし、種馬(スタリオン)王子の異名をもつ小早川当馬。公私ともに絶好調の中がん宣告を受けるのだが……。

【著者紹介】
石田衣良 : 1960年、東京生まれ。成蹊大学経済学部卒業。広告制作会社を経てフリーランスのコピーライターに。97年、「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『池袋ウエストゲートパーク』(文春文庫)でデビュー。2003年、『4TEEN』(新潮文庫)で直木賞を受賞。06年、『眠れぬ真珠』(新潮文庫)で島清恋愛文学賞、13年、『北斗ある殺人者の回心』(集英社文庫)で中央公論文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 優希 さん

    「命」について考えずにはいられませんでした。「スタリオンボーイグランプリ」としてデビューし、「種馬王子」と呼ばれる当馬。俳優としてもプライベートも好調な中、突然ガンの宣告を受けるのが残酷すぎます。余命1年の宣告の中で自分が何をできるかの挑戦が勇気のある決断だと思いました。自分のまわりで、あるいは自分がガンであるとか、余命宣告とかをされたらどう生きるか考えずにはいられません。下巻も読みます。

  • ワニニ さん

    “種馬王子”って命名が、ちょっと…(~_~;)でも、涙しています。下巻へ続きます。

  • となりのトウシロウ さん

    肺がんで1年後の生存確率50%と言われた俳優小早川当馬。残り少ない時間で命を掛けた映画を撮る事を決意。重いテーマなんだが、軽いタッチで描かれていて読みやすい。しかし、最後の映画のタイトル「種馬の人生」って(笑)色んな所に突っ込みどころ満載な流れで下巻に続く。

  • ましゅう さん

    種馬王子の異名を持つ主人公の当馬はものすごく軽薄なのではないかという先入観があったから、こんなに泣ける場面があるとは思わなかった。意外と真面目なんですよね。抗がん剤治療後の初めての逢瀬のシーンすら感動して涙が出たし、記者会見も思惑通りに泣いてしまった。当馬も涙流せば楽になれるのにと思う場面が何度もあるんですけど、そこは俳優さん。こらえられるんですよ。幸福の敷居が低くなったことで、元々豊かな感受性がさらに高まっていい演技ができる予感。がんを患っても抵抗なく公言できる日が早く来るように医学の進歩が待たれます。

  • なるみ(旧Narumi) さん

    図書館の返却期限に追われ、あらすじもあまり把握せずに読み始めましたが、一気に上巻読み終わりました。末期がんで余命1年と宣告された当馬35歳。上巻の見所は、離れて暮らす母に余命1年と告げた時の、母から息子への言葉の数々だと私は思いました。下巻は購入して読み始めたいと思います。

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石田衣良

1960年、東京生まれ。成蹊大学経済学部卒業。広告制作会社を経てフリーランスのコピーライターに。97年、「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。生き生きとした語り口と現在を映し出すエッジの鋭さが高い評価を受けた。受賞作に3篇を加えた『池袋ウエストゲートパーク』(文春文庫)でデビ

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