なみだふるはな

石牟礼道子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309020945
ISBN 10 : 4309020941
フォーマット
出版社
発行年月
2012年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
225p 19cm(B6)

内容詳細

いま語られる水俣と福島。時を経ていま共震する二つの土地。その闇のかなたにひらく一輪の花の力を念じつつ目撃者ふたりは語り合う。

目次 : 滲む紙/ 猫好き/ 減る猫/ 兆し/ データ/ 国の嘘/ リアリティ/ 鳥山/ 敏感な植物/ 排水〔ほか〕

【著者紹介】
石牟礼道子 : 1927年熊本県生まれ。作家

藤原新也 : 1944年福岡県生まれ。写真家、作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 寛生 さん

    【図書館】石牟が「花や何/ひとそれぞれの/涙のしずくに洗われて/咲きいずるなり」と謳い、藤原は折れた花を写真におさめ「死ぬな生きろ」と小さな祈りを捧げる。本書の赤色は、また谷川の「詩の本」の赤より微妙に違う。少しどんよりした赤。それもまた美しい。我々人間の驕りによって、地球が、環境が、限界まで辿り着いたんだ。人類はもうこれ以上発展することを断念するしか道は残されていないだろう。水俣、福島の二つを基軸に二人が対話をしていく。人間が金に貪欲になる。毎度のことながら凹む。だが、希望が苦海浄土の中から湧き上る。

  • HIRO1970 さん

    ☆★☆新也さんと石牟礼さんの3日間の対談集。水俣病を長年追いかけた道子さんはご病気とご高齢をおしてこの対談を引き受け国家・企業が引き起こした災厄に地域の人々がどう対処し今があるのかを淡々とお話になっています。今回の東日本震災と水俣病が近代人類が引き起こした災厄である点で共通の課題が多く何代にも渡って被害を出し続けている点でも行政や国家が今後どのような手を打ちお茶を濁すのか随分透けて見えて来ました。原爆150個分のセシウムが撒き散らされ手のつけようがない状況は他の原発が老朽化する中で顕在化したリスクです。

  • RYOyan さん

    ミナマタもフクシマも国策と電気で繋がっていたのか。本当に過去に学ばなくてはいけない。私たちが何を失い、何を得てきたのか。それが何を生み出してきたのか。それにしても生々しい藤原さんの自然の変化の観察記録が不気味だ。

  • 秋 眉雄 さん

    「タチウオは頭が三角になっとるでしょう。お日様が出なはるころになると、たくさんのタチウオがいっせいに三角の頭を波の上に出してな、合掌しよっとばい」という漁師の言葉に、「祈るということはそういうことだな」と思う石牟礼道子の感性。「神話ですね」という藤原新也の実直さ。『(水俣病患者の)どの一人として快方に向かうものはありません』何度でも改めてこの言葉の重みを考えようと思います。

  • chanvesa さん

    仕事で間接的に原発に関わっていた。最近原発再稼働の話題が出てきているが複雑だ。石牟礼さんの言葉には、断罪するような調子はなく、穏やかな語り口であり、藤原さんもあおることはない。だから読んでいて今の状況はつらくなる。羹に懲りても膾を吹かない国民性、いやそうなったのが、本書のなかでたびたび出てくる「田舎者と呼ばれないための近代」化の過程でそうなったのか。都会に住む我々のために「代わって病んでいる」方々に対して、単純な「すみません」は一時的な気分でしかない。

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人物・団体紹介

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石牟礼道子

1927年、熊本県生まれ。1969年『苦海浄土』三部作の第一部となる『苦海浄土―わが水俣病』を刊行、第一回大宅壮一ノンフィクション賞に選ばれるも辞退。1973年マグサイサイ賞受賞、1993年『十六夜橋』で紫式部文学賞、2001年朝日賞、2002年『はにかみの国―石牟礼道子全詩集』で芸術選奨文部科学大

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