石川淳随筆集 平凡社ライブラリー

石川淳

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784582769074
ISBN 10 : 4582769071
フォーマット
出版社
発行年月
2020年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
256p;16

内容詳細

「この集で、私は石川淳さんのダンディズム、つまり精神のおしゃれを存分に示したいと思った」―。本を読むことは美容術の秘薬と看破する「面貌について」、伝法な文体が読者を引き込む「金銭談」、絵画に渦巻くエネルギーを顕現させた「石涛」、そして永井荷風への苛烈な哀悼文「敗荷落日」ほか、単行本未収録作品を含む二〇篇。和漢洋、古今聖俗を自由に往還する珠玉の随想を石川淳を「偏愛」した澁澤龍彦が精選。

目次 : 面貌について/ 恋愛について/ 技術について/ 金銭談/ 譜/ 狂歌百鬼夜狂/ 石涛/ すだれ越し/ 京伝頓死/ 六世歌右衛門/ 敗荷落日/ 一冊の本/ 宇野浩二/ ドガと鳥鍋と/ 居所/ 宗達雑感/ 倫敦塔その他/ 仏界魔界/ コスモスの夢/ 椿

【著者紹介】
石川淳 : 作家。号は夷斎。1899年東京生まれ。幼少時より祖父の漢学者石川省斎に漢籍を学ぶ。東京外国語学校仏語科卒業。A.ジッド、A.フランス、モリエールなどフランス文学の翻訳家として出発し、1937年、『普賢』で芥川賞を受賞。戦中期に江戸に「留学」、江戸文化に親しむ。戦後は坂口安吾、太宰治、織田作之助などとともに「無頼派」と呼ばれる。和漢洋を横断する該博な知識に裏づけされた幻想的で融通無碍な物語世界が支持を得た。1957年、『紫苑物語』で芸術選奨文部大臣賞、1961年に日本芸術院賞、1981年、『江戸文学掌記』で読売文学賞評論・伝記部門賞、1982年に朝日賞を受賞。1987年12月、肺癌のため死去。享年88

澁澤龍彦 : 作家、フランス文学者。1928年東京生まれ。本名は龍雄。東京大学仏文科卒業。マルキ・ド・サドの著作をはじめ、マニエリスムやシュルレアリスムといった異色の文学や美術、思想を紹介。その著作は、博物誌的エッセイから幻想小説まで幅広い。1981年、『唐草物語』で泉鏡花文学賞、没後の1988年に『高丘親王航海記』で読売文学賞小説賞を受賞。1987年8月、下咽頭癌による頸動脈瘤破裂のため死去。享年59(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • relaxopenenjoy さん

    特に最初の数編が難しく挫折しそうになったので、途中のすだれ越しから読んだ。格調高くて、聞き慣れない固有名詞や難しい言葉に詰まって、サラサラ読めない(泣) 個人的には、金銭談、すだれ越し、敗荷落日、仏界魔界、コスモスの夢が良かった。

  • めんま さん

    選者の澁澤龍彦の言う通り、精神のおしゃれがキマっている石川淳の良随筆が楽しめる逸品。「敗荷落日」の、荷風を慕っていたからこそ出てくる苛烈な言葉は、他にはない味わい深い一品。

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