教養の近代測地学 メフィストのマントをひろげて

石原あえか

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784588352348
ISBN 10 : 4588352342
フォーマット
出版社
発行年月
2020年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
386p;20

内容詳細

望遠鏡、地球儀、プラネタリウム、図化機、航空写真、地震計…。宇宙の謎を数学的に解き明かし、地理学や地質学を総動員して地球の姿を把握してきた測地学の歴史。そこには、地図作りに生涯を捧げた技術者たち、氷河や火山など未踏の地の探索者たち、崇高な自然に対峙した詩人や科学者の数々のドラマがあった。ゲーテ研究者が約250点もの図版とともに物語る、文理融合、クロスボーダーな快著!

目次 : はじめに 紙の地図とデジタルの地図/ 第1章 地図と戦争―軍用地図と外邦図の行方/ 第2章 地球儀と本当の地球―ベハイムの“地球林檎”とオイラーの予言/ 第3章 水沢の緯度観測所―木村榮と宮澤賢治/ 第4章 ツァイス、ヴァンシャフ、バンベルク―ドイツ製望遠鏡からプラネタリウムまで/ 第5章 日本水準原点とアナログ図化機―標高を知り、空から地上を撮る/ 第6章 変化し続ける地球―地震・地磁気・重力/ 第7章 続『劒岳』―南極大陸と立山カルデラ

【著者紹介】
石原あえか : 東京大学大学院総合文化研究科教授、哲学博士Dr.phil.(ドイツ・ケルン大学)。ゲーテと近代自然科学を主要研究テーマとする。ドイツ語単著Goethes Buch der Natur(2005)により、ドイツ学術交流会(DAAD)グリム兄弟奨励賞、日本学術振興会賞および日本学士院学術奨励賞。『科学する詩人ゲーテ』(慶應義塾大学出版会、2010)によりサントリー学芸賞。2013年、ドイツ連邦政府よりPhilipp Franz von Siebold‐Preis(シーボルト賞)受賞。『近代測量史への旅』(法政大学出版局、2015)刊行が縁で、2018年より国土地理院測量行政懇談会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • とりもり さん

    ゲーテ研究者と測地学?と思って読み進めると、ゲーテは単なる文学者ではなく、科学者の一面を有していたことを初めて知った。確かに、本書で紹介されている文章の端々にそれが窺える記述があり、そこから著者がこの分野に興味を持ったのかと納得した。それにしても、これだけの文献と実際の現地探訪を重ねたボリュームに圧倒された。中でも、カールツァイス(イエナ)が測地学(やプラネタリウム)に果たした役割の大きさには感慨深いものがある。注釈が多くて読みにくいのだけが残念。★★★★☆

  • 渓流 さん

    誠に良き副題。メフィストのマントを広げて、地図作りにまつわる話題を各地に飛び収集し、豊富な図版と一緒に教えてくれる。元々がゲーテ研究者なので数理分野の記述に若干の物足りなさはあるがなかなか楽しい読み物である。

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