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機械仕掛けの太陽 文春文庫

知念実希人

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167923198
ISBN 10 : 416792319X
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2025
Japan

Content Description

大学病院でコロナ病棟の担当者に任命されたシングルマザーの医師・椎名梓。同じ病院の看護師・硲瑠璃子は恋人と同棲中だが、独身ゆえにコロナ病棟勤務を命じられる。そして七十歳を超え持病もありながら地域の患者を救うためコロナに立ち向かう町医者の長峰邦昭。戦場と化した医療現場の2年半のリアルを描く感動の物語。

【著者紹介】
知念実希人 : 1978年、沖縄県生まれ。東京慈恵会医科大学卒。日本内科学会認定医。2011年、『レゾンデートル』で第4回島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞。14年刊の『天久鷹央の推理カルテ』に始まる「天久鷹央」シリーズが人気を博し、15年に『仮面病棟』が啓文堂書店文庫大賞を受賞しベストセラーとなる。『崩れる脳を抱きしめて』『ひとつむぎの手』『ムゲンのi』で、18年、19年、20年本屋大賞連続ノミネート(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • イアン

    ★★★★☆☆☆☆☆☆コロナ禍の闘いを医療従事者の視点から描いた知念実希人の長編。2019年に中国・武漢で発生した原因不明の感染症は、やがて全世界を巻き込む未曽有の災禍となる。シングルマザーの勤務医・梓、婚約を控えた看護師・瑠璃子、持病を抱えた町医者・長峰。彼らの奮闘を描いた本作は、明確な事件が起きる訳ではないのだが、裏を返せばこの事態そのものがいかに異常であったかを物語っている。医療従事者への感謝の念を新たにする一方で、随所にワクチン推進派のプロパガンダ的な意図も感じ取ってしまい、素直に感動できなかった。

  • 荒川叶

     医療が当たり前に受けれる状態がどれだけありがたいかがよく分かる。医療関係者がどれだけ自己犠牲をはらってコロナに立ち向かったか、感謝しかない。  そしてコロナという未知のウイルス、わからないものにでくわした時には人の本性がよくでるんだと思う。  日常とは誰かの支えがあって成り立っていることを忘れてはいけない。

  • 金吾

    ◎コロナとの戦いにおける医者、看護師等の医療従事者に対し尊敬の念を抱きます。地域の中核病院、地域に根づいた個人病院それぞれの話に引き込まれました。途中感動した部分もありました。

  • seba

    新型コロナウイルスによって突然奪われた「日常」を、少しでも取り戻すために闘い続けた人々の2年以上にわたる記録。最前線で登場人物らが感じた焦燥と、迅速でない政府の対応と慎重さに欠ける世間に対する付き合いきれない気持ちは、現実の当事者の方々も感じていたことなのだと容易に想像がつく。最前線とは書いたものの、長期戦を強いられ疲弊し、一度は退却を余儀なくされた人物も多くいた。苦しい中で彼らが復帰し、再び未知の敵に立ち向かう姿に心強さを感じた。医療従事者の方々には改めて頭の下がる思い。夏川草介『臨床の砦』に続き読了。

  • mayumi

    コロナ禍の医療現場を描いた作品。医師である著者だからこそ書けたリアルだと思う。大学病院の医者、看護師、町医者。それぞれの立場で未知のウイルスと向かい合う。たとえ医療関係者であってもコロナは怖い。いや、最前線に立つ者だからこそ、恐ろしさがわかる。ワクチンができるまでの焦燥、ワクチンができた後も反ワク連中の妨害に遭う。根拠のない陰謀論に踊らされる人間の何と多いことか。コロナはまだ完全に撲滅されたわけじゃない。いつまた形を変えて息を吹き返すかもわからない。そのことを肝に銘じながら、医療関係者には感謝しかない。

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