昭和の藝人 千夜一夜 文春新書

矢野誠一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166608089
ISBN 10 : 4166608088
フォーマット
出版社
発行年月
2011年05月
日本
追加情報
:
18cm,329p

内容詳細

昔「藝能人」という言葉はなかった。いたのは、藝人。奔放な生き方を許された彼らは、一方でしたたかにおのれの藝を磨いた。落語家、俳優、歌手、ボードビリアンなど、藝に人生をささげた、88人のエピソード集。

【著者紹介】
矢野誠一 : 1935年東京生まれ。演劇・演藝評論家、エッセイスト。菊田一夫演劇賞、読売演劇大賞の選考委員をつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kokada_jnet さん

    著書ごとにあたりハズレの大きい矢野誠一だが、この本はかなりの「あたり」。メジャーな人から、マイナーの極致まで。芸人たちのゴシップ的なエピソード集。「ちょっといい話」の向こうを張った、「おかしくて、哀しくて、わらえる話」集。

  • もりくに さん

    まず、「藝能人」でなく、「藝人」なのがいい。「河原者」と呼ばれ差別されていた時代のコンプレックスを、エネルギーに転化した閉鎖社会の発揮する輝きを、矢野さんは評価する。「藝人が藝人らしく」生きられた最後の時代である「昭和」。そこに「残影」ではあっても間に合った「仕合せ」を彼は思い、私は間に合わなかった「不仕合せ」をこの本で慰める。落語家、講談師などの寄席芸人から、俳優やレビュー芸人、歌手など、彼が身近に見た藝人が、「与太話から出たまこと」などの8章に、次々出てくる。残念ながら、知らない芸人がほとんど。

  • gtn さん

    故人となった芸人の人物像とエピソードを描く。二代目甚語楼や古今亭志ん好のように、売れずに拗ねてしまった者、柳家小半治のように、現状満足の者等さまざま。立身出世した人物より、不遇に終わった芸人に惹かれる。本人は"不遇"と思っていなかったかもしれないが。

  • サーフ さん

    タイトルには「藝人」と書かれているが取り上げられている人物は落語家から舞台役者、奇術師まで幅広い。一人5ページほどで読みやすく纏められている。登場する人物の多くが「飲む打つ買う」を地で行く様な人物ばかりで「昭和の芸人ってやっぱり破滅的な人が多いなあ」と改めて気づかされる。だけれどその破滅的なエピソードの中にも人間臭さがあり、粋だなあって思った。読んでいて印象的だったのが「清水金一」「八代目桂文楽」。

  • midnightbluesky さん

    再読。言葉使いが粋。“無聊をかこつ”とか。

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人物・団体紹介

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矢野誠一

1935年東京生まれ、文化学院卒。藝能評論家。都民劇場理事、早川清文学振興財団理事。菊田一夫演劇賞、読売演劇大賞選考委員。第10回大衆文学研究賞(1996年)、第14回スポニチ文化芸術大賞優秀賞(2006年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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