シンドローム 下

真山仁

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065127056
ISBN 10 : 406512705X
フォーマット
出版社
発行年月
2018年08月
日本
追加情報
:
480p;20

内容詳細

官邸は迷走、首都電は責任回避に奔走。原発メルトダウンの危機は確実に進行する。表向き救世主として振る舞う鷲津の本当の狙いは?権力者たちの疑心暗鬼は膨れ上がる。無論、生半可な救済など許さない。絶対不可能のはずの「国策企業」の買収を、現実に起こりうるものとして描くドラマ、驚愕の結末!

【著者紹介】
真山仁 : 1962年大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。新聞記者、フリーライターを経て、2004年、熾烈な企業買収の世界を赤裸々に描いた『ハゲタカ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • W-G さん

    安定の面白さで大満足。ここまでスケールの大きな買収劇をやってしまうと、次作大丈夫か?と心配になる。ただ、今回は敵役が勝手に自滅していった感も強く、特に濱尾会長なんかは、登場シーンでの大物風味が、物語が終わる頃には極限まで薄れた。政府サイドも散々。それもあり、リンの発言どおり、今回の鷲津の手法は、見方によってはあっさりすぎるほど、大人でスマート。というか、下巻に入る前くらいの段階で、鷲津の中ではほぼ詰んでいた模様。もうこのシリーズはハズレが考えられないが、強いていえば、芝野&貴子をもう少し読みたかった。

  • starbro さん

    上下巻、900頁強一気読みしました。今の現実があるので、中々難しいとは思いますが、もう少しサプライズが欲しかった気がします。利権の塊、原発・電力事業には、未だに魑魅魍魎が巣食っているんだと思います。数兆円規模の資金が動かせるハゲタカの次のターゲットは、電力会社からどこかの国家となるのでしょうか?

  • Yunemo さん

    鮮やかな手口と言って良いのでしょうかね。何だか政治の世界の駆け引きに終始しての買収劇、経済・金融面からのアプローチがなかったのではと、ちょっと疑問符も。電力会社と政府との間の体たらく、これこそ現実なんでしょう。鷲津、政治家、官僚の三位一体での解決策、表面上は別にしてそれぞれの思惑が成り立って終幕。でも決定的な要素となったのは米国情報、何だかねという不信感も。3.11が起きてから日本が何か大きなものを失った、やっぱり著者が拘っていることに気付きます。著者が最後に若い人へエールを送る鷲津のいい人感覚が嬉しい。

  • ゴンタ さん

    前代未聞の電力会社買収劇。しかし、会長 濱尾のなりふり構わない妨害や、思惑渦巻く政府関係者、官僚の間、どのように経営権を奪取するのか、ワクワクしながら読み進めた。様々な作戦、それを遂行する個性的な仲間たち、利用されていく関係者も濃いメンバーばかり。 その中で、秀樹とあかねは、利用されながらも信念を貫き、最後は鷲津に認められた。最後のリンとのやりとりにニヤリとさせられた。 やはり、この世界観は素晴らしい。是非、ハゲタカシリーズ次回作にも期待。今度は総理大臣にでもなっちゃうのかな。

  • クリママ さん

    下巻後半になり、鷲津の本領が発揮されうれしいが、初期より狙う案件が大きくなりチームプレイだ。結末も納得のいくものでほっとした。ただ、現実の事故でも、東電や政府の対応で国民に知らされていないことがたくさんあるのだろうから、せめて作品の中では白日の下に晒してほしかった。今、自粛の中、夜の街をTVで見ると、人はまばらなのに街は煌々と明るい。あの時の節電はどうなってしまったのだろう。そして、廃炉も廃棄物の処理方法もわからない原発を必要とする、豊かさ、快適さ、便利さの代償は大きすぎる。

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真山仁

1962年、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒。新聞記者、フリーライターを経て、2004年、企業買収の壮絶な裏側を描いた『ハゲタカ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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