新書で入門 ジャズの歴史 新潮新書

相倉久人

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784106102035
ISBN 10 : 410610203X
フォーマット
出版社
発行年月
2007年02月
日本
追加情報
:
197p;18

内容詳細

奴隷制度から禁酒法、ベトナム戦争、そしてポスト・モダン…。伝説的ジャズ論者が、アメリカ現代史とともに変容し続ける音楽を明快に解き明かす。山下洋輔、菊地成孔両氏が絶賛。

【著者紹介】
相倉久人 : 1931(昭和6)年東京都生まれ。音楽・映像評論家。東京大学文学部美学美術史学科中退。ジャズ評論の傍ら、新宿「ピットイン」で司会をつとめる。70年代以降は、ポップスやロック評論の分野でも活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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私がジャズを聴き始めたのは1970年代の終わ...

投稿日:2013/08/26 (月)

私がジャズを聴き始めたのは1970年代の終わり頃、ちょうど大学生になりたての時期でした。それまでは、ロックの3大ギタリストやディープパープル、プログレなどが好きで、自分でもギターを弾いていたりしてどっぷりと嵌っていました。ただ、あくまでも個人的な独断と偏見と思われるかも知れませんが、この時期は、自分の中ではロックも全盛期を過ぎ、面白くなくなってきたなぁと感じるようになってきて、ちょうど流行りだしたクロスオーバー(のちのフュージョン)に興味が移り、その先に見えてきたのがジャズでした。(自分の中ではフュージョンはジャズとは別物です。)訳も分からずにジャズを聴くようになり、どんどん世界が広がって行きましたが、漠然としたジャズの歴史は何となく知っていたつもりでしたが、このような書物を読んで知識を吸収した事はありませんでした。今回、いろいろな書物を読んでいるうちにこの本を知り、読んでみましたが、あまりにも知らな過ぎた多くの事実に触れて、いかに自分がジャズを知らなかったか思い知らされました。ジャズの生まれた背景、経緯などを教えてもらいました。もっと早くにこの本に出会っていれば、自分の聴いてきたジャズの流れも変わっていたかも知れません。どの道、歴史とは後追いになってしまいますが、改めてジャズを聞き直してみようと思わせてくれる大変有意義な内容でした。チンケな人間の私にも「絶賛」と言わせて下さい。ありがとうございました。

ゆずぽん さん | 兵庫県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kawa さん

    私のジャズ体験も、高校時代にコルトレーンの「マイ・フェヴァリット・シングス」にノックアウトされ、そこで停滞しているのかも知れない。著者もコルトーレーン以後、ジャズのメインストリームは無くなり「ポストモダン」の時代に入ったと言う。ウイキペデイアでも、著者を「自分がジャズから離れた後の時代のジャズをポスト・モダンの一言で片付ける荒業を見せた。」とする。そのことが決して悪いことではないと思うし、多様性の中で ジャンルに拘らないグッド・ミュージックが出てくることは嘆くべきことではない。

  • コットン さん

    一部再読。ジャズ系の本の中で全体を踏まえつつコンパクトに説明している点で他の追随を許さない本。マイルスの果たした役割もわかりやすい。 そういえば昔は大阪でも梅田や難波にジャズ喫茶が多数あり、リクエストして曲を覚えたりミニライブを聞いたりしてましたが・・・少し残念です!

  • いっしー さん

    アフリカとヨーロッパの異文化との出会いをきっかけにニューオリンズなどアメリカ南部で誕生したとされるジャズ。当時の奴隷制という社会情勢と密接にからみ合い、さらにウエストコーストミュージックや映画とシンクロしながら派生していったとのこと。今回はナナメ読みであったが、きちんと歴史を整理してあるため再読してみたい書籍でもある。

  • Z さん

    正直あまりジャズは好きではないのだが、1930,40年代のジャズをこの本に従って聴いてみたら、これは好みだった。名盤なりミュージシャンの紹介よりは、ジャズの歴史をコンパクトにまとめた本。世界対戦でヨーロッパを逃れアメリカに移住したクラシック音楽家とアメリカのポピュラーミュージックが結び付いた時期が一番興味深かった。マイルスは『bitchs brew』でなく『on the corner 』が最高傑作だと思うけど、こういうの言い出したらきりがないですね。

  • あんさん さん

    南軍の払下げ楽器と黒人音楽が出会い、ニューオーリンズ、禁酒法下でのカンザスシティ·シカゴ・ニューヨークの賑わいへ。クール、ビバップ、モダン。そしてマイルス・デイヴィスの影響の大きさが印象に残る。もう少しジャズに触れてみたくなった。

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