平安王朝 講談社学術文庫

目崎徳衛

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065250105
ISBN 10 : 4065250102
フォーマット
出版社
発行年月
2021年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
328p;15

内容詳細

貴族たちの豊かな古典文化に彩られた九〜十世紀。しかしその繁栄の底流では律令体制の解体が静かに進行し、中央の統治能力は力を失いつつあった。平安遷都から摂関政治前夜までを、古代国家の崩壊と封建社会の誕生のあいだの長い転換期と捉え、政治・社会・文化の多面的な視角から、光と影が交錯する歴史像を描き出す、無二の論考。

目次 : 第1章 律令体制崩壊の端緒/ 第2章 宮廷と詩文と密教と/ 第3章 良房・基経の時代/ 第4章 寛平・延喜の治/ 第5章 承平・天慶の乱と「天暦の治」/ 解説 透徹した目、柔らかなまなざし

【著者紹介】
目崎徳衛 : 1921‐2000年。新潟県生まれ。東京大学国史学科卒業。長岡工業高等専門学校助教授、文部省教科書調査官、聖心女子大学教授を歴任。同大学名誉教授。専攻は、日本古代・中世文化史。文学博士。第一回角川源義賞、第三回やまなし文学賞を受賞。俳句同人誌「花守」を主宰した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ほうすう さん

    光仁天皇の即位から冷泉天皇の即位までおよそ200年間を描いた通史。1969年に刊行されたものをとのことで内容的に古いのかが古代史に疎いのでいまいち判別しかねるが、文章が平易で読みやすく政治の流れを大まかにつかみ取ることは出来た。

  • nagoyan さん

    優。本書原本は1969年刊「日本歴史全集」第4巻を元に改訂された「日本の歴史文庫」第4巻。律令政治が次第に綻び、為政者が政治に関心を失っていく中で、社会の秩序、平和は破られて、中世の胎動が始まる。中央政治、地方社会、文化、宗教などなどを桓武朝から村上朝までダイナミックに描く。1969年にしては、古代貴族に接する態度は公平。

  • 穀雨 さん

    10世紀なかばまでの平安前期が対象。のちの摂関時代や院政期と比べると、どうしても地味な時期という先入観があったが、古代律令制の衰退と「王朝国家」の誕生につながる重要な時期ということで、律令制崩壊の理由がたんねんに説明されていた。また、天皇や藤原氏といった主要人物のエピソードも豊富で、楽しく読み通すことができた。主要人物の血縁関係がややこしいのもこの時期の特徴だが、系図類がとても充実していて大変助かった。

  • あらい/にったのひと さん

    めっちゃ面白かった。さすがは講談社学術文庫。例えば戦国時代とかと比べて地味で動きのない時代と思われがちなこの時代の動きを丁寧かつ明解に描いていくのが大変にお見事。75年だからおよそ50年前の本か、いやあいい本が出てたのですなあ、みたいな。当然今では研究も進んで変化や修正もあるだろうから、最近の話題をまとめた本を探しましょうか。いやあいい本でした。

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