超訳『資本論』 第3巻(完結編)祥伝社新書

的場昭弘

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784396111540
ISBN 10 : 4396111541
フォーマット
出版社
発行年月
2009年04月
日本
追加情報
:
18cm,396p

内容詳細

今、世界は再び大恐慌に突入しようとしている。利子、信用、証券、地代…。資本主義の大がかりな魔術を、マルクスが暴く。世紀の大著「資本論」第3巻を、気鋭のマルクス研究者が超訳した待望の書。

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • KAZOO さん

    資本論第3部はどちらかというとマルクスの完成した作品ではなく、考えをメモのような形で残したものであるといわれています。なのでこのような本を読んでからマルクスの原本に戻るとわかりやすいという気がします。前の2冊の本に比べるとこの本の有効性がよくわかる気がしました。1部は鎌倉先生と佐藤優さんの本でかなり理解できたので2巻以降を再度読もうかと思っています。

  • 荒野の狼 さん

    資本論の原著にあたると第二巻が最も短く第一巻がその1.5倍ほど、第三巻は2倍ほどで資本論全3巻の中でもっとも長大にも関わらず、完成度が低いため難解。資本論3巻の各章を丁寧に省略することなく解説している書は他にないので、ひとたび本書を通読すれあ、資本論の該当箇所を読むときに辞書的にも使えるということで有用。本書では随所に、剰余価値というのは労働からのみしか生まれないのであるが、用語が巧みに変化されて使用されると、あたかも何もしないのに資本が価値を、土地が価値を生むように感じてしまうということが書かれてある。

  • 壱萬弐仟縁 さん

    資本主義は見た目で判断する。深層のマグマがどうなっていて、どうエネルギーとして噴出してくるか、解明できないのか(35ページ)。人は見た目が9割だが、資本主義はどうなのか。資本としては固定資本と流動資本というのしか見えない。だからこそ、その後、人的資本をT.シュルツとG.ベッカーが検討し、さらには、P.ブルデューとかD.デイビッドが文化資本論を展開したのだ。自然資本やパットナムの社会関係資本も登場してくるが、マルクスの時代にはまだまだであった。マルクスは不変資本、商人資本、貨幣資本など。これから岩波文庫へ。

  • ぐっさん さん

    商人の存在価値や商人がどこからなぜ利潤を得ているのかがよくわかった。第3巻まで読んで、やっと一通りわかったので今度は資本論そのものを読んでみたい。

  • amanon さん

    『第2巻』が思いの他、難解だったのでこの『第3巻』もその延長にあるのかと思ったが、予想外にさくさく読めた。確かにわかりにくいところはあるのだが(後誤植と思える箇所もいくつかあったか)、話の大枠は凡そ把握できていたので、その枠に沿って読んでいけば、何とか理解できたか。それにしても、この書を読んでいると、資本主義というのは結局のところ、山師とか詐欺師とか魑魅魍魎の類が跋扈して牛耳っている世界だということ。しかし、佐藤優氏が指摘しているとおり、この何とも胡散臭いシステムは実は強靭であるというのが大きな問題…

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

的場昭弘

日本を代表するマルクス研究者、哲学者。マルクス学、社会思想史専攻。1952年、宮崎県生まれ。慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程修了(経済学博士)。マルクス学、社会思想史専攻。元神奈川大学経済学部教授(2023年定年退職)。同大で副学長、国際センター所長、図書館長などを歴任(本データはこの書籍が刊

プロフィール詳細へ

社会・政治 に関連する商品情報

おすすめの商品

この商品が登録されてる公開中の欲しい物リスト