幻影の星 文春文庫

白石一文

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167901790
ISBN 10 : 416790179X
フォーマット
出版社
発行年月
2014年09月
日本
追加情報
:
282p;16

内容詳細

見つかるはずのない場所で見つかった「ぼくのコート」の謎を追う武夫は、やがてこの世界の秘密に触れる。「白石文学」の新境地!

【著者紹介】
白石一文 : 1958年福岡県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。出版社勤務を経て、2000年に『一瞬の光』で小説家としてデビュー。09年『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け』で、第22回山本周五郎賞、10年『ほかならぬ人へ』で第142回直木賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 優希 さん

    生と死の物語と捉えれば良いのでしょうか。生きることの実相と死の重さ。3.11の後の物語。一期一会が人生なのかもしれません。

  • ワニニ さん

    白石さんを読むと、しばらくあれこれ考えてしまう。読んでいる時は、まやかしのような独特の論理に納得し、読後「でも…」「そうかも…」を繰り返す。とっても好きだけれど、甘美な妄想、インテリロマンチストの屁理屈にも思える。ここに描かれるストーリー風なものは、災厄・時間・生と死・人生等を定義していく為、散りばめられたピースなのであり、物語としては肩すかし感。この世で起こった全ては必然、イリュージョン、レプリカ説、感覚的にはかなり心に響くが、自分の内でジグソーパズルの完成は見られなかった。本当は死がとっても怖いのか?

  • 巨峰 さん

    面白かった!大人向けのSF風幻想おとぎ話。幼馴染願望とかは男性向けかなぁ・・・ちょっと理屈っぽいのは白石さんらしい。この主人公の思考が僕とよく似てて驚いた、中坊の頃同じようなことばかり考えてましたよ。僕は途中で考えるのを止めたんだけど、中学生の頃の自分がそのまま成長したらこうなってたんだなあーって。他人ではないです

  • きつねこ さん

    白石さん二冊目。読み始めと読み終わってからの印象が大きく異なりました。SFかファンタジーかホラーかどう進むのかワクワクして読み始めましたが、最後はわたし、哲学の人になりました。途中からこれはエッセイだったかと思えるくらい長い独考部分、面白かった。生と死と時間の流れ。刹那的なイリュージョンという考え方。水の繋がり。天災が異様に多い昨今だから余計に心に刺さるのかも知れません。ただ、、、悲しいことに、私の中では物語としての収拾がつきません。。。

  • チャーミー さん

    武夫が東京で買ったコートが故郷の長崎で発見された。ポケットのSDカードには知らない女性の未来の写真があった。ゾウとネズミの時間軸の引用や地球規模の災害についての長尺の目で見る考察は考えさせられた。過去、現在、未来という概念は人間だけが持つ思考と考えると同じコートが2着あるのはレプリカで時空を越えて存在してもおかしくないのでは。それこそ今われわれが見ているものはすべて過去で幻影なのかもしれない。白石さんらしく主題は哲学的でビジネスシーンも盛り込まれ嫌いではないが考えがまとまらず放置された感は否めない。

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白石一文

1958年、福岡県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。文藝春秋勤務を経て、2000年『一瞬の光』でデビュー。09年『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け』で第二二回山本周五郎賞、10年『ほかならぬ人へ』で第一四二回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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