竜の道 飛翔篇

白川道

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062157087
ISBN 10 : 406215708X
フォーマット
出版社
発行年月
2009年09月
日本
追加情報
:
20cm,568p

商品説明

おまえは光をつかめ!おれは暗黒を支配する。
ロマン・ハードボイルド傑作長編

養父母をはじめとした世間から虐げられてきた双子の兄弟、竜一と竜二。クソのような人生とオサラバするために嵐の夜、完全犯罪を決行する。胸に秘めた復讐を果たすべく、弟はエリート官僚の道を選び、兄は裏社会の力を味方につけた。双頭の竜が修羅の幕を開ける!

これから、おまえとおれは、太陽と月だ。
おまえは常に世間の脚光を浴びる生き方をしろ。おれは夜の世界に君臨する。暗く、どこまでも深い底なし井戸のような夜。昼の太陽が輝いてこそ、夜はその深みを増す。深みを増した暗さは、やがては漆黒の輝きを帯びるだろう。

内容詳細

義父母をはじめとした世間から虐げられてきた双子の兄弟、竜一と竜二。クソのような人生とオサラバするために嵐の夜、完全犯罪を決行する。胸に秘めた復讐を果たすべく、弟はエリート官僚の道を選び、兄は裏社会の力を味方につけた。双頭の竜が修羅の幕を開ける。

【著者紹介】
白川道 : 1945年、北京生まれ。一橋大学社会学部卒業。家電メーカーや広告代理店等に勤務の後、株式投資顧問会社を経営する。1994年に『流星たちの宴』で作家デビューし、2001年には、第14回山本周五郎賞候補となった『天国への階段』がドラマ化され、注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
☆

4.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
1
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
☆
竜一と竜二の双子の世の中への復讐劇を表の...

投稿日:2010/01/25 (月)

竜一と竜二の双子の世の中への復讐劇を表の運輸省キャリアという地位を利用して、裏はやくざの世界から実行しようと躍進する物語です。この飛翔編は主に兄である竜一を主軸に置き物語りは進んでいきます。噂では3部作になるとの声も聞こえてきているので、次回作で竜二を主軸に、そして最終作で竜一・竜二そして美佐が複雑に絡んで、復讐は完成するのか?と期待を持たせます。この飛翔編は物語を語る上で必要な、各個人の背景と現在の説明が多いので少しだけダレますが、竜一の金儲けへの嗅覚のよさ、ヒリヒリする様な裏の世界で生きる為の術を緊張感タップリで進んでいくので、一気に読みきれます。白川道さんの作品は「天国への階段」、「終着駅」と読んできましたが、また一つ代表作が産声をあげたようです。

メタリック さん | 東京都 | 不明

0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ゆのん さん

    まさに毎週ドラマを観ているのだが、かなり原作とは違う。ドラマも原作もどちらも面白い。ハードボイルドはあまり得意ではないが、ガチガチという程ではないので読み易い。竜一と竜二の今後がきになるので『昇龍篇』へ。193

  • かおりん さん

    ドラマをきっかけに原作を手にとったけど、重厚でかなりのハードボイルド。時代背景も古くて懐かしい。竜一、竜二は養父母に虐待されていて、竜一の復讐、反骨心がすごい。裏社会ぎりぎりで上りつめようと、鼻を効かせ、危ない道を行こうとする。美佐は全盲で特殊な能力を持つが、竜一との再会はなし。竜二も少ししか出てこなくて残念。続きが気になる。

  • kiyoboo さん

    すごい作品だった。若輩でありながら裏社会のトップにしっかりと信頼される。乗っ取りをし、地位を確保して飴とムチを使い、会社経営、地位が上の人を上手く動かす。金の引き出し方がスムーズで相手の懐に入り込む。ハードボイルド的な要素を残しながらのサクセスストーリー。あり得ないとわかっているが、引き込まれた。作者自身もマネーロンダリングやインサイダー取引で服役していたというので 妙にリアリティーがあった。ある意味、私小説に近いのか?すでに失くなっているので確かめようもないが。期待を持って続編に挑む。

  • 冴子 さん

    ドラマが面白いので、原作を読んでみたのだが、まだこの飛翔編は序説に過ぎない。しかも株とか仕手とか白川さんお得意分野ばかりで、正直何をやっているか、よく解らない。ドラマは随分設定が変えてあり、原作の竜一は恐ろしい殺人鬼でもある。金というものがそんなに湧いて出てくるものなのか、不思議でならない。

  • ケンメイ さん

    ★5 捨て子の双子兄弟が世間の表と裏の世界に分かれて復讐のために突き進むお話。兄竜一のハードボイルドに惚れてしまった。続編を早く読みたい。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

白川道

1945年生まれ。一橋大学卒業後、八〇年代バブル期に株の世界に飛び込み、大いなる栄光と挫折を味わう。94年、自身の体験を十二分に生かした『流星たちの宴』で衝撃のデビュー。2001年、『天国への階段』が大ベストセラーとなる。15年、惜しまれつつも急逝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていた

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品