天国への階段 下 幻冬舎文庫

白川道

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344403499
ISBN 10 : 4344403495
フォーマット
出版社
発行年月
2003年04月
日本
追加情報
:
16cm,494p

内容詳細

復讐のため全てを耐え財を成した男。ただ一度の選択を生涯悔いた女。二人の人生が二十六年ぶりに交差した時、想像を絶する運命の歯車が廻り始める。次々起こる殺人事件。音もなく忍び寄る不気味な影。老刑事の執念の捜査。生者と死者。親と子。追う者と追われる者。孤独と絶望を生きればこそ、愛を信じた者たちの奇蹟を紡ぐ慟哭のミステリー。

【著者紹介】
白川道 : 1945年北京生まれ。一橋大学卒業後、様々な職を経てバブル期に株の世界に飛び込む。94年、体験を生かした『流星たちの宴』で衝撃デビュー。エンターテインメント小説界の旗手と絶賛される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • いつでも母さん さん

    上巻を読みながら記憶の蓋が開き、嗚呼単行本で既読だったと。スラスラ進むが、ここに来て最初に読んだ時はどんな感想を私はもったのだろう・・なんて思ったりした。時を経て今、二人の天国の階段いや、天国への線路が見えるようだった。残された一馬と未央が逞しく生きて欲しいと願うばかりだ。何が天国かなんて生きてる者には分かる訳もなく・・誰に感情を移入するかでかなり違う話になる。が、切なくて好きだ。

  • Tetchy さん

    人が人によって動かされた悲劇だった。過去を捨て去る人もいれば、懐かしむ人もいる。いや過去を捨て去った人も懐かしむ時がある。過去を懐かしむ時、それは心惑わすことが起きた時だ。全てを捨てたはずの者が過去に還るのは原点を見つめ、そして新たな気力を奮い立たせるためだ。一方で人が忘れていた過去を懐かしむ時は、いわば後悔の産物だ。あの頃は良かったと感慨に耽ると同時にどうしてこうなったんだろうと今を儚む。結局紆余曲折の末に辿り着くのは愛だけだった。この結末をどう捉えるか。そこに読者自身の人生観が問われるような気がする。

  • chimako さん

    みんな死んでしまった。柏木圭一も亜木子も児玉も。物語の核心はすでに語られている。警察(桑田)が柏木を追いつめて行く様子を冗長だと感じたのは、父子 母娘の心情がより深く描かれているからだろう。圭一と一馬の歪んではいるがしかし切っても切れない親子の情は読み応えがあった。娘を残して逝く母親には少々身勝手を感じながら読了。自分の全く知らないところで娘が、息子が懸命に生きてきたと知った父の想いはいかばかりだったか。想定内の結末であってもその力強い筆致にページを繰る手は止まらなかった。1438ページは長くない。

  • サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥 さん

    白川さんお初でした。うーん、「信じた者に裏切られ復讐を誓う男のハードボイルド」と思って読んだので肩透かしでしたね。裏表紙の粗筋は完全にミスリードだとおもいます。男と女、親と子のすれ違いの人生を描いた愛憎劇でした。ちょっと昔のドラマ「赤いシリーズ」や、そのテイストをパクった韓流ドラマがお好きな方はツボにはまると思います。上中下3巻と長編にした割には単に引き伸ばした印象。メロドラマにミステリーに色々詰め込み過ぎてぼやけてしまったのが残念でした。ハードボイルドと思って読まなければもう少し評価は上がりますが。★★

  • やも さん

    うっ、うっ😭そうか…この結末を選んだのか😭これしか選べなかったのか😭ある牧場で育んだ初恋。その1つの小さな初恋が、人を愛する気持ちが、この悲しくドラマチックな結末につながっていくのか😭愛を貫き通す、仁を貫き通す。それがこんなに犠牲が多いなんて。462ページでは私も桑田同様、胸がアツくなったわ(இдஇ`)読み終わってから【天国への階段】の和訳見てみると…この話に合ってるね。若干のツッコミはあれど、それを大いに上回るリーダビリティ。殺人事件が発端とは思えないほど、愛に酔った物語でした。★4

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人物・団体紹介

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白川道

1945年生まれ。一橋大学卒業後、八〇年代バブル期に株の世界に飛び込み、大いなる栄光と挫折を味わう。94年、自身の体験を十二分に生かした『流星たちの宴』で衝撃のデビュー。2001年、『天国への階段』が大ベストセラーとなる。15年、惜しまれつつも急逝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていた

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