ヒーローと正義 寺子屋新書

白倉伸一郎著

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784901330428
ISBN 10 : 490133042X
フォーマット
出版社
発行年月
2004年05月
日本
追加情報
:
18cm,237p

内容詳細

正義の不在が叫ばれる時代。数々の特撮番組を手がけてきた名プロデューサーが、ヒーローを素材に、現代社会の問題を深く鋭く切り取り、ラディカルに論じる究極かつ実践的な“正義”論。

【著者紹介】
白倉伸一郎著 : 1965年、東京生まれ。1990年、東京大学文学部第三類卒業。東映株式会社テレビ企画制作部プロデューサー。『真・仮面ライダー/序章』『恐竜戦隊ジュウレンジャー』『超光戦士シャンゼリオン』など、特撮番組の制作を多数手がける。『仮面ライダーアギト』など平成仮面ライダーシリーズはブームとなった。1997〜99年テレビ朝日に勤務、『研修医なな子』『チェンジ!』等を手がけるなど、幅広いジャンルでも活躍。2004年現在、『美少女戦士セーラームーン』が放送中。「世界のメタファー」という点が共通する、とオブジェクト指向プログラミングについて「Software Design」誌、「C‐Magazine」誌で連載を担当した経験も持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • トラシショウ。 さん

    積読消化。長いこと読まねばと思っていた課題図書を宿題として読む。特撮番組製作会社にて数多くのヒーローの誕生に立ち会って来た敏腕プロデューサーによる、多種多様な視点から検証する「ヒーロー」と「正義」の在処、在り方を問いかける多大な含蓄に充ちた内容。一口に言って難解。基本的に殆どの事柄は最終的に語られる主題の為の言わば御膳立てに等しいが、そのそれぞれが御膳立てのレベルを越えて思索したくなるものが多く、読み終えるまでにかなり意識して咀嚼しないと単に読み飛ばしで読み終えてしまうからだ(以下コメ欄に余談)。

  • 緋莢 さん

    「正義」の不在が叫ばれる現代。わたしたち自身の問題として「正義」を見つめなおしていかなければならなくなっている。「正義の具現」であるヒーロー、そのヒーローが活躍する特撮番組を多数手がけてきたプロデューサーが、現代社会の問題を鋭く切り取り、「ヒーロー」について考察する。

  • 光心 さん

    ヒーローと正義について、200頁余りでものすごい濃い話を読めた。出来れば、『正義』について考えている人には読んで欲しい良書であると思う。 ざっくり言えば、「境界」を作ること、つまりは二元論的に世界を区分し、自分の側でない方の存在がその「境界」を越境することでその存在を『悪』と定義し、その存在の対置として初めて自分の側を『正義』とみなすのである。怪獣は向こう側から来る名状しがたい存在、怪人は向こう側とこちら側の両要素を持つ両義的存在ゆえに、こちら側の存在だとこちら側が認識しない限り『悪』となる。

  • METHIE さん

    平成ライダーを考える上で大変ためになる本、それを通り越して正義という現実にもあるものに対し真摯に考えている。

  • 2兵 さん

    今や「ニチアサ」と呼ばれる毎週日曜朝に放映の特撮ヒーロー番組プロデューサーが書き記した正義論。東大卒のインテリでもある著者によって、大真面目かつ非常に理論的に論じられた内容であり、番組そのものの裏話やメイキングについての記述などはあまり無い。二十年前に書かれた本であることから、現在とは事情が異なる記述が存在していたり、一部に著者の独断と思しき論述がある(桃太郎がお爺さんお婆さんに拾われなければ、鬼ヶ島に流れ着いて鬼と同じになる、など)のが気にはなったが、面白かった。

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白倉伸一郎著

1965年8月、東京都生まれ。現・東映株式会社取締役(テレビ第二営業部長兼経営戦略部ハイテク大使館担当)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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