ファッションフード、あります。 はやりの食べ物クロニクル1970‐2010

畑中三応子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784314010979
ISBN 10 : 4314010975
フォーマット
出版社
発行年月
2012年10月
日本
追加情報
:
380p;19

内容詳細

「食」はだれもが参加できるポップカルチャーになった。戦後、日本人はいかに食を楽しみ、果ては消費するようになったのか?痛快な文化史。年表付。

目次 : ファッションフード前史(江戸から戦前まで/ 戦後から高度経済成長期まで)/ 第1部 加速するファッションフード―1970年代(1970―本格的なファッションフード成立元年/ 女の子の“フィーリング”に訴えかけたアンノンの表現法 ほか)/ 第2部 拡大するファッションフード―1980年代(「グルメ」に浮かれた激動の10年/ 和洋中エスニック林立―多国籍化の時代)/ 第3部 自己増殖するファッションフード―1990年代(まだまだバブルの90年代/ 「失われた10年」に生じた方向転換と変質 ほか)/ 第4部 拡散するファッションフード―2000年代(不安と危機のゼロ年代/ 節約ムードから生まれたささやかなヒット作)

【著者紹介】
畑中三応子 : 1958年生まれ。編集者・ライター。編集プロダクション「オフィスSNOW」代表。『シェフ・シリーズ』と『暮しの設計』(ともに中央公論新社)編集長を経て、『スーパー・パティシエ・ブック』(旭屋出版)、『おかず練習帳』(朝日新聞出版)、『神楽坂さんぽ』(いきいき)、『まるごといつもの食材』(学研教育出版)などを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • あじ さん

    ティラミスが日本を異常とも言える席巻具合で飲み込んだのが90年初期。「美味しいティラミスを食べさせる店を知らなければならない」と、雑誌『Hanako』が扇情したのが始まりだとする定説あり。全国津々浦々、猫も杓子もティラミスに狂い、贔屓、心酔した。祖母の手土産も飽きるまでティラミス。ただし地元場末の菓子舗のもの。菓子舗は今年閉店したが、最後までティラミスを作り続けていた。時代に取り残された名残だったと解釈する。ファッションや音楽のようにフードにもブームがある。40年間の流行り廃りを辿る決定版です。

  • とびほびこび さん

    美味しいものを食べられるのは幸せな事であるが、戦後食べるものに窮した過去を顧みるに、流行り廃りで食を軽んじているのではないかと少し反省したりもする。体にいい食べ物は昨日今日で良くなったわけではなく、ある種の扇動を感じてしまうのはエゴマ油の例を見てもそうなのかなと。時代を映すという事ではマカロンやキッシュ、スコーンなる食べ物もやがては「あー、そういう食べ物もあったね〜」位に懐かしまれる日が来るのだろう。でもなぜか物悲しく感じるのは自分が歳をとったからなのだろうか。と思いつつそっと紅茶キノコをググってみる。

  • みさどん さん

    読み応えたっぷり。近代の食の歴史がふんだんに載っていて、ある種、卒論のよう。参考文献の多さに筆者の熱い思いがわかる。忘れていたブームがたくさんあって、そうそうとうなずくことがたくさんあった。日本は食のムーブメントにたくさん踊らされてきたのだなあ。お金や健康のためにも自分を見失わないようにしたい。わが県はそれに陥りやすいようで、はやりの行列がよくできているのだ。おいしい店が繁盛する。これが一番。

  • izw さん

    「ファッションとして消費されるようになった流行の、特に外来の食べ物を、節操なく新しいものを求めてきた日本文化への皮肉と愛をこめて『ファッションフード』と名づけよう」という。1970年が本格的なファッションフード成立元年。大阪万博の外国パビリオン内のレストランで本物の味を始めて味わった人が多かった。外食産業元年でもあり、ミスタードーナッツ、ケンタッキーフライドチキン、マクドナルドなどがこの時期開店している。ここから始まる数々の食のブームは、どれも思い出深い。是非一読をお薦めします。

  • はるき さん

     文化史を食の観点から考察。装丁が昔懐かしいコーンのアイスクリーク風味で、そこからもう堪らない。それこそ文明開化に始まって、戦中戦後、高度経済成長期からバブル、そして2010年代まで走り切りました。何でも食べられるし、自分風にアレンジするのも好きな日本人。根底にあるのは外国への憧れと旺盛な好奇心か。大変興味深い。

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人物・団体紹介

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畑中三応子

1958年東京生まれ。『シェフ・シリーズ』と『暮しの設計』(ともに中央公論社)の編集長をつとめるなど、編集者としてプロ向き専門技術書から超初心者向きレシピブックまで約300冊の料理書を手がけ、流行食を中心に近現代日本の食文化を研究・執筆。第3回「食生活ジャーナリスト大賞」ジャーナリズム部門大賞受賞(

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