どつぼ超然 河出文庫

町田康

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309415345
ISBN 10 : 4309415342
フォーマット
出版社
発行年月
2017年06月
日本
追加情報
:
352p;15

内容詳細

どうにも世間並に生きづらい男が、自らを「余」と称し、海辺の温泉地田宮の地で超然の三昧境を目指す。降りかかる人生の艱難辛苦。人間的弱さを克服し、成長する余の姿を活写する傑作長篇。

【著者紹介】
町田康 : 1962年、大阪府生まれ。97年『くっすん大黒』で野間文芸新人賞、Bunkamuraドゥマゴ文学賞、2000年「きれぎれ」で芥川賞、01年『土間の四十八滝』で萩原朔太郎賞、02年「権現の踊り子」で川端康成文学賞、05年『告白』で谷崎潤一郎賞、08年『宿屋めぐり』で野間文芸賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ふう さん

    何かを壊したい、何かから離れたい、何かを乗り越えたい、せめて気持ちの上では…。でも、そうやって超然と孤高に生きても、それが何なのと、長い長い思考と言葉のせめぎ合いの後に気づいた「余」。最後に余が持っていたものは、つまらない食料品がいっぱいつまったスーパーの袋だったという、言葉が軽く回っているようでけっこう重いものが迫ってくる作品でした。『空は鉛色。~ 大丈夫。余は元気だ。ただ過ぎていく一さいのなかで光を浴びて余はいつでも元気だ。』読み終えてわたしも思いました。どつぼにはまっていても、わたしも元気だと。

  • Mayuzumi さん

    「田宮に住みたいと思った。理由なんてない」著者独自の境地と言うべき、小説ともエッセイともつかぬ、紀行文チックの散文集。語り手のぶつかる現実と、そこから生じ、いつも極度に肥大化してしまう己の思弁とのギャップが、持て余しぎみに語られるという、お馴染みの様式であるが、その繰り返される様式から、マガジン感覚に、自分だけのお気に入りのひとつを探し出す娯しびにこれは満ちている。例えば、カガエルステーションの謎。NO MUSIC, NO LIFEの解釈。Confusion will be my OHITASHI*。

  • 優花 さん

    お見事な町田ワールド。突然田宮に住みたいと思った主人公「余」が超然と生きることにしようと思い立ち、観光地と思われる場所に行きながら、自分の心情を語る?みたいな。笑える所満載だけど、特に「カガエルステーション」での話が面白かった。その文章や内容とは全く関係のない言葉がよく出てくるんだけど、そのチョイスが素晴らしく、ただただ感心するばかり。人生、何があってもどんな目にあっても「善哉、善哉」の精神に尽きますね。

  • Y2K☮ さん

    何ということでしょう。私小説と旅エッセイと抱腹絶倒な妄想がひとつのジャンルに。見間違い聞き間違い思い込みらしき経験を作品に昇華する技が誤読から発想をジャンプさせた唐十郎と重なる。結局、この普通九割特別一割が混ざり合ったカオスな日常こそ最高級の芸の素材なのだ。勿体ぶった取材など要らん。読みたいものを読み、行きたい所に行き、やりたい事をする。それが結果的に取材。そもそも大事なのは素材の質ではなく、調理して転生させる腕。そんなの芸術じゃねえ? どっちでもいい。お金を出して読む人が決めるべし。ほほほ、これ傑作だ。

  • chanvesa さん

    特に主題があるのかないのかよくわからないまま、堅苦しいような面白い文章が続く。読んでて笑ってしまう箇所もたくさん。実験小説みたいな感じか。ふれあい祭に来ている親子の竹とんぼをめぐる会話が好き。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

町田康

1981年、パンクロック・バンド、INUのヴォーカリストとしてデビュー。 同バンド解散後、石井聰互監督の『爆裂都市 BURST CITY』に出演するなど個性派俳優としても活動。 1996年には処女小説『くっすん大黒』で文壇デビュー、2000年には『きれぎれ』で第123回芥川賞を受賞した。

プロフィール詳細へ

町田康に関連するトピックス

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品