猫も杓子も 文春文庫

田辺聖子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167153441
ISBN 10 : 4167153440
フォーマット
出版社
発行年月
2011年02月
日本
追加情報
:
16cm,411p

内容詳細

自分に夢中な可愛い男、つかみどころのない素朴な男、遊び慣れた大人の男。仕事と複数の恋を楽しみながら、都会の自由を謳歌する三十歳の阿佐子。「わたしは人生の美食家」―欲望に正直に生きる楽しさの底で、人生と孤独の関係も知っている一人の女性の、甘やかな遍歴の行方は。時代を超える恋愛傑作長編。

【著者紹介】
田辺聖子 : 1928年大阪生。樟蔭女子専門学校国文科卒。64年「感傷旅行(センチメンタル・ジャーニイ)」で芥川賞受賞。軽妙洒脱でユーモラスな小説を主体に歴史エッセイ、評論など幅広く活躍。87年「花衣ぬぐやまつわる…わが愛の杉田久女」で女流文学賞、93年「ひねくれ一茶」で吉川英治文学賞、94年菊池寛賞受賞。95年紫綬褒章受章。98年「道頓堀の雨に別れて以来なり」で泉鏡花文学賞、井原西鶴賞、99年読売文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • あきちゃん さん

    随分と昔の(!?)話だけれど、今でも同じような人々がそこかしこにいそう。一人の空間が一番心地よく、かといって孤独はいやだ。望むときに望むようにちやほやしてほしい・・・。とんでもなくわがままそうだけど、突き詰めればみんな持っている願いかもしれないね〜。

  • サラ.K さん

    まず40年前の作品だというのに驚く。主人公阿佐子の自由奔放さには胸がすく思いがした。何より会話が魅力。ぽんぽん出てくる大阪弁のやりとりは悔しいほど面白い。

  • NIKE さん

    わたしにはさっぱりわからない世界。主人公の行動がさっぱりわからない。よく読めば深みがあるのかもしれないが、その根気なかった、年齢的にも。ラストの、人間猫も杓子もトシをとる、ってことは当然共感するけど。

  • 玲 さん

    年越し本と相成りました。卅ともなると揶揄したり覚悟したりせずにいるのは難しいもの。身一つで世を渡っているという自覚があるから、あればこそ、女は賢く立ち回るもの。そして謳歌するもの。猫も杓子もおんなじようにはいかない、肌で感じる機微をわかりあう同士は儚い。現代の三十女にもじわりと染み入る軽くて重い生き方。

  • くろみ さん

    ふわふわと複数の男性の間を飛び回っているアラサーモテ女子が主人公。…きっと全く共感できないはず!という期待は裏切られました^^;女性の持つ意地悪さや意地汚さ、気持ちの揺れ…分かるなぁソレっていうのがたくさんありました。自分にとっての名言もo(^-^)oそれにしても大阪弁の会話が楽しい♪この物語の魅力だと思います

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田辺聖子

1928年、大阪生まれ。樟蔭女専国文科卒。63年、『感傷旅行(センチメンタル・ジャーニイ)』で芥川賞を受賞、88年、『花衣ぬぐやまつわる…わが愛の杉田久女』で女流文学賞、93年、『ひねくれ一茶』で吉川英治文学賞、94年、菊池寛賞を受賞。98年、『道頓堀の雨に別れて以来なり』で泉鏡花文学賞と読売文学賞

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