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砂時計の科学 講談社学術文庫

田口善弘

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065382677
ISBN 10 : 406538267X
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

流れ、飛び、混ざり、ゆれる「粒」の向こうに、世界の真理が見える!砂時計の不思議をめぐる探究は、やがて雪崩や縞模様、果ては満員電車や交通渋滞のメカニズムの解明へと至り着く。異なるものたちのあいだに共通の法則を見出し、研究の最前線と日常生活を往還する物理学の「本当の面白さ」を伝える、第一線で活躍する著者による、絶好の入門書。

目次 : 第一章 流れ落ちる/ 第二章 吹き飛ばされる/ 第三章 かき混ぜられる/ 第四章 吹き上げられる/ 第五章 ゆすられる/ 第六章 粒粒体とは何か

【著者紹介】
田口善弘 : 1961年、東京生まれ。東京工業大学助手などを経て、中央大学理工学部教授。本書の原本『砂時計の七不思議』で第12回講談社科学出版賞受賞。バイオインフォマティクスの分野で、スタンフォード大学とエルゼビア社による「世界で最も影響力のある研究者トップ2%」に2021年度から24年度まで4年連続選出(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • samandabadra

    砂時計の砂が落ちるのには少なくとも砂の6倍の大きさの穴が必要だという話から、流体とも個体の動きとも違う砂時計の砂のような物質の性質に関していろいろと語られている本で、砂のような形状のものでも改めて新しい学問領域として重要なんだなということを認識した次第

  • DK-2084

    ★★★★☆

  • もちお

    粒が流体みたいな振る舞いをする。素粒子物理学みたいな夢とロマンあふれる内容ではなく、身近な砂粒みたいなものがたくさん集まったときに見せる、一見不思議な「振る舞い」が扱われていて、それはそれで面白い。そんな身近な、古典物理学で充分扱えるはずの対象ながら、まだ分からないことだらけ。その「理解」に計算機シミュレーションを使って、現象を再現するのだが、本当に「理解」したことになるのだろうかという話となる。文庫版後書きで語られる壮大な話にはニンマリさせられた。

  • Go Extreme

    ホッパーの特性: 側壁圧力は高さに依存しない 出口にバイプを付けると流出速度が増加 出口の直径が粉粒体の直径の6倍以下だと流れ出ない 粉粒体の流れ: 流出速度は周期的に変動・出口の直径の2.5〜3.0乗に比例 粉粒体は部分的な流れや固まり形成 砂時計の挙動: 水と異なり特殊な流動特性 可視化実験・ガラスや金属球を用いた研究 自然災害: 雪崩や土砂崩れ・粉粒体の特性により発生 雪は流体的な性質を持つ 分離と混合のメカニズム: 流れる際に大きな粒子が上・小さな粒子が下に留まる 粉粒体の分離メカニズム

  • Mits

    タイトルはたぶん「ロウソクの科学」を意識してのものだが、砂時計の話というよりも粉粒体の不思議についての本である。化学におけるメソスケールと同じように、物理にも小さいものと大きいものの間によくわからない領域があるらしい。本自体は30年前に書かれたものだが文庫版のあとがきよ読む限り、大きなブレイクスルーがあったとは書かれておらず、やはりまだ理論化はされてないのかもしれない。

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