16世紀「世界史」のはじまり 文春新書

玉木俊明

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166613052
ISBN 10 : 4166613057
フォーマット
出版社
発行年月
2021年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
235p;18

内容詳細

けっして豊かではなかったヨーロッパが世界を支配できたのは何故か。その答えは「グローバル化」にある。イベリア半島からの船がアジア、新世界に進み、世界をひとつに結ぶ。それは戦国日本をも組み入れた「世界交易ネットワーク」の形成だった。ダイナミックな新しい「世界史」。

目次 : 序章 「世界史」はいかにしてはじまったのか/ 第1章 大航海時代―グローバル交易ネットワークの誕生/ 第2章 世界史からみた「宗教改革」/ 第3章 宣教集団にして死の商人―イエズス会の世界戦略/ 第4章 科学革命とキリスト教/ 第5章 カール5世とスレイマン1世―16世紀前半の世界/ 第6章 フェリペ2世VS.主権国家―16世紀後半の世界/ 第7章 世界史に組み入れられた戦国日本

【著者紹介】
玉木俊明 : 1964年大阪市生まれ。京都産業大学教授。87年同志社大学文学部文化学科卒。93年同大学院博士後期課程単位取得退学。2009年大阪大学博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • かんがく さん

    世界全体を視野に入れて16世紀の歴史を綺麗に整理した上で叙述しており、入門書としては最適。それぞれの情報的には教科書レベルなので、やや物足りない。宗教改革とルネサンスの比較、主権国家形成など概念的な話は面白く読めた。

  • ta_chanko さん

    16世紀の大航海時代と宗教改革によって、文字通りグローバルな世界史がスタートした。それを推進したのはポルトガル人・スペイン人、次いでオランダ人・イギリス人。実際には対抗宗教改革、すなわちカトリックの拡大の方が、全世界に及ぼした影響は大きかった。カトリックのもとでの科学革命(中国に輸出)も重要。16世紀は前半が「帝国」の時代、後半は「主権国家」の時代へ。「宗教」よりも「国家」の重要性が増大した転換期でもある。戦国時代の日本も世界史に組み入れられ、対応を迫られた。それが信長・秀吉による統一事業。

  • fseigojp さん

    以前読んだ歴史とは何か 岡田教授 は13世紀のモンゴル帝国で世界史が始まったと述べているが、ややアジア寄りの見方であり、16世紀に旧教国家が大航海の成果を得てヨーロッパ優位となったというのが正当な見方だろう

  • Aby さん

    世界が一つに結び付く「グローバル化」を「世界史」の始まりとすると,16世紀から「世界史」が始まったと考えるのが妥当.その背景には,軍事革命・宗教革命・科学革命の三つの革命がある.それらによって,国際経済(貿易)が確立され世界は切り離せなくなった.◆帯にあるように,高校社会科の新しい科目「歴史総合」を念頭において著されたものと思われる.高校生の入門や高校で世界史を選択してこなかった世代の人向け.良書だが,参考文献リストがないのは残念.

  • くらーく さん

    ちょっと前のNHK特集でやっていたなあ。秀吉がスペインと手を組んで何やらとか。帆船で海外に出られるようになったのが大きいのかねえ。人流、物流の変化が時代の変化を呼ぶのかなあ。 そうすると、飛行機やインターネットが出た20世紀ってすごい時代だなあ。 想像力が掻き立てられるよねえ。

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