郷愁という名の密室 小学館文庫

牧薩次

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784094061055
ISBN 10 : 4094061053
フォーマット
出版社
発行年月
2014年12月
日本
追加情報
:
360p;15

内容詳細

矢住鼎は誤って老女を殺め、絶望して雪山で自殺を図った。だが、彼が目覚めたのは秋たけなわの古い温泉宿の一室だった!目の前にいたのは高校時代の後輩・風早雫、しかも彼女は少女のままの姿なのだ。異常な背景の中で宿泊客の男女が刺殺され、つづいて若い女性の死体が完璧な密室状態の部屋で発見される。鼎の幼少時の記憶の謎、風呂に浮かぶ死体の移動、凶器の刃物の消失―そして密室はいかにして構築されたのか。奇妙なこの世界で、鼎と雫の前に殺人者の黒い影が迫る。そして、深夜0時54分。その時、あらゆる知覚が暗転した。驚くべき長篇変格ミステリ。

【著者紹介】
牧薩次 : ミステリ作家・辻真先の別名義。名古屋市生まれ。1982年『アリスの国の殺人』で第三十五回推理作家協会賞を受賞。2009年、牧薩次名義で刊行した『完全恋愛』で第九回「本格ミステリ大賞」を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • おかむー さん

    読む段になって『牧薩次』が『辻真先』の別名義だと初めて知る。そういえば辻真先も読んだことなかったな。詩的なタイトルの割には殺伐としたミステリのようで、結局ファンタジーというか夢オチというかちょっと反則寄りかな。『もうすこしです』。主人公が自分の置かれている状況を現実でない過去の夢の世界と承知のうえで、そこで起こる密室殺人の謎を解く。よく言えばアクロバティック、悪く言えばなんでもアリな舞台設定なのでミステリの仕掛け云々よりもどういった結末で収めるかのほうが気になってミステリ部分は正直どうでもいいです(笑)

  • 浅木原 さん

    『完全恋愛』路線なのかと思ったら全然違って、おいおいトンデモ路線のときの歌野晶午かよ、というノリに面食らう。ただそれが面白さに繋がっているかというと、ちょっと厳しい。根本的にまずメインになる密室殺人の解決と世界設定が特に関係ないもんなあ。本格としてフェアかアンフェアかってのにはこだわらない読者のつもりだけど、その図版は先に出しておくべきだったのではと思ったりするし、結局予定調和のオチもなあ。世界設定と密室トリックと家族の話と、詰め込んだ内容がバラバラで噛み合ってないという印象しか残らず。うーむ。

  • Jimmy さん

    う〜ん、まあ夢オチの変形版なんで、そもそもそこに限界があるんでしょうね、と乱暴に言えば。夢オチだからどんな着地でもかまわない、ってところから脱却できていない当然ながら。結果、辛いと言うか潔くないと言うか。

  • かおりっくま さん

    え〜、そんなオチ〜?ちょっとがっかり

  • トリプルアクセル さん

    いろいろと魅力的な要素を詰め込んでいるが、どれも消化不良に終わってしまった印象。とはいえ、ストーリー的には面白かった。80歳を過ぎてこれだけ複雑な作品が書ける辻先生は、本当にすごいと思う。評価:65点

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牧薩次

ミステリ作家・辻真先の別名義。名古屋市生まれ。1982年『アリスの国の殺人』で第三十五回推理作家協会賞を受賞。2009年、牧薩次名義で刊行した『完全恋愛』で第九回「本格ミステリ大賞」を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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