幻想と怪奇 6 夢境彷徨 種村季弘と夢想の文書館

牧原勝志

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784775319215
ISBN 10 : 4775319213
フォーマット
出版社
発行年月
2021年05月
日本
追加情報
:
296p;21

内容詳細

本書では、古今の幻想と怪奇の物語から、夢と悪夢を描いたものを集めた。ギリシャ神話の神々に招かれ、ホメロスはじめ偉大な詩人たちと邂逅する夢。インドの修行僧となり苦行に堪える夢。果てしないチェスの対局や、猫を連れた少女に誘われて踏み込んだ妖精郷での冒険。目覚めの世界を侵食する悪夢。そして、見たままに夢を書き記す小説家の作品も。種村季弘の未発表翻訳作品から、英国幻想文学大賞受賞作まで。冊中さらにアンソロジーを収めた、小さな夢想の文書館。

目次 : 詩と神々/ 種村季弘とドイツ夢幻譚(商務顧問官クーノ・ヒンリクセンと贖罪者ラララジュパット‐ライ/ 怪人タネムラを追って夢の世界へ)/ 書き留められた夢(セイレーンの歌(新訳)/ 断崖館―ある幽霊物語)/ 夢魔は目醒めのうちに(影/ 闇の国(改稿新版)/ 悪夢/ メデュウサ/ 金の鋏)/ 夢見る人々(アルバート・モアランドの夢/ 静かに!夢を見ているから/ トルネード・スミスの大冒険)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • あたびー さん

    #日本怪奇幻想読者クラブ 夢テーマということでナイトキャップにしていたら、寝落ちが続いて大変に時間がかかってしまいました。大冊なので特に好んだところを。HCアルトマン「緑色の封印がされたお告げ」は一番楽しく読んだ。絶対に見なさそうな夢とその夢判断は、全部読んでみたいし、これこそ枕辺に置きたい。エドワード・ルーカス・ホワイト「セイレーンの歌」は、オデュッセウスとしての聴覚障害者が幻想的で恐ろしいセイレーンの島での出来事を語る話。先天的な聴覚障害者の発声についてちと疑問は残る。

  • ヴィオラ さん

    「夢」がテーマの1冊。澁澤さんとか種村さんって、そこまでしっかり通った道じゃないんだよなぁ…もっとちゃんと履修しとけば良かった…。 ライバーさんの短編が良かった。これ、モアランドを語り手にしてゲームのルールをある程度詰めたら、全然長編にも出来そうな感じ。今回の「怪奇幻想」祭りで僕の中の評価が爆上がりしたブラックウッドさんも楽しかった。あと、トポールさんのタイトルはとても好きなセンスw

  • ハルト さん

    読了:◎ 「夢境彷徨」とあるように、夢と現実の狭間をゆらりゆらりと行き来する、そんな作品たちがつまっている。種村季弘の未発表翻訳作品が載っているのがよかった。一編一編、中には悪夢もあったけれど、夢うつつな気持ちになりながら読了でき、恍惚な気持ちで夢の世界をさ迷えた。「セイレーンの歌」「断崖館」「闇の国」が好きだった。あと「トルネード・スミスの大冒険」の翻訳者の名字が渦巻さんで、偶然だろうけど、にやりとしてしまった。

  • 5〇5 さん

    今回のテーマは「夢境彷徨」。夢と悪夢を描いたものが集められている。これはいったい夢幻なのか、はたまた夢想なのか。そこには夢魔もあれば白昼夢もある。気づけば夢見心地のまま夢中で読みふけっていた。

  • timeturner さん

    マイリンクの未発表翻訳作はなんとも嫌味な諧謔に満ちていて楽しめた。時代を超えたリアルだな。他の収録作品もそれぞれに面白かったが、パウル・シェーアバルトによる戦慄の黙示録、フリッツ・ライバーのおぞましい異世界ファンタジーが印象に残った。

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牧原勝志

『幻想と怪奇』編集室長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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