日本サッカーはなぜシュートを撃たないのか? 文春文庫

熊崎敬

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167901097
ISBN 10 : 4167901099
フォーマット
出版社
発行年月
2014年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
熊崎敬 ,  
追加情報
:
263p;16

内容詳細

Jリーグ発足から21年、日本サッカーは確かに強くなった。世界の強豪を相手に互角に戦う場面も増えてきた。だが、その試合を見守る誰もが、こう怒鳴った経験があるはずだ。「なぜ、そこでシュートを撃たないっ?!」。国内外のサッカーを最前線で取材してきた著者が、実体験を武器に日本サッカー界の宿痾に迫る「問題の書」。

目次 : 第1章 日本サッカーはなぜシュートを撃たないのか?(コンビニ社会はサッカーを弱くする/ ボール支配率75%なのに負ける理由 ほか)/ 第2章 日本のスタジアムで考えたこと(母体は喫茶店のチーム。松本山雅の挑戦/ 高校サッカー選手権「奇跡」の正体 ほか)/ 第3章 世界のスタジアムで考えたこと(ブラジル人少年の心を捉えた日本人選手の話/ パスの上手い男たち ほか)/ 第4章 サッカーの本質を知っている男たち(キングカズの「最高傑作」/ 中村俊輔はスタジアムを支配する ほか)

【著者紹介】
熊崎敬 : 昭和46(1971)年、岐阜県出身。明治大学卒業後、「サッカーダイジェスト」「Sports Graphic Number」編集部を経て、フリーランスに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • シブ吉 さん

    W杯ブラジル大会を目前に、興味深いタイトルの本を目撃し思わず手に。ゴール前でシュートを撃たずにパスを出す光景を思い出し、ページをめくる。それぞれの試合を例に、その流れに沿って話が進むので判りやすく面白い。『パスの上手い男たち』の話。外国人が日本のサッカーを評すときの言葉、「日本人はパスがとても上手い」と同時に「日本人はシュートがあまり上手くない」その言葉に続き、ジーコの口癖。「ゴールの空いているところにパスを通す。それがシュートというものだ。」その後に続く絶妙な話の展開は、まるで華麗なパス回しの様でした。

  • ひで爺ィ@伊豆甘夏納豆売り/MMM団/スパイの弟 さん

    読友さんよりお借りした本です。なるほど!そうなのか!というようなことが書いてあります。私なりに思ったのですが、今回のW杯で日本代表選手が言っていた『自分たちのサッカーが出来なかった』。させてもらえませんよ、W杯ですから・・・。別に避難しているわけではありません。次回は期待しております(^。^)b

  • したっぱ店員 さん

    もう便乗本が多いんだからー・・とぱらぱら見てたら読みたくなって結局購入。やられた(>_<)。雑誌ナンバーに載った記事を集めたもので、タイトルのような問題提起は少しだけだったけど、ジーコ、ジダン等の選手たちについて書かれた分がよかった。遠藤って独特だなあ。本田より興味ある。

  • s-kozy さん

    2010年のW杯で「シュートの意識が乏しいままの退屈な試合」で敗退した日本代表。「日本は過去、W杯に4大会に出場権したが、第三者が十年後、二十年後に「(略)素晴らしかった」と語り継ぐような試合を一度も演じたことがない」という記述が出てくる。それが今回「5大会」に塗り替えられてしまった。進化した四年間のはずが、日本の今回の三試合をデータ分析した今朝の新聞記事の見出しは「つなげど入らず」。シュートの意識が乏しいのはなんら変わっていなかった。撃たない理由は本書を読んでいただくとして、目先の結果だけではなく、

  • saga さん

    本書に通底しているのは「サッカーとは相手のいるスポーツ」というコロンブスの卵的な論理だ。しかし、当たり前であろうこのことを理解できず、フォーメーションやボール支配率などを目的にしてしまう。そうなるとシュートを打たずにボール回しをしてもボール支配率は上がるが、勝つことはできなくなる。便利過ぎる日本社会は、相手のことを考えなくても、つまり相手と駆引きなどしなくても生活ができてしまう。それが「自分たちのサッカーをする」などと独り善がりなプレースタイルにつながるというのも納得だ。第4章は人物伝だが読み応えあり!

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