コンピュータは数学者になれるのか? 数学基礎論から証明とプログラムの理論へ

照井一成

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784791768516
ISBN 10 : 4791768515
フォーマット
出版社
発行年月
2015年02月
日本
追加情報
:
357p;20

内容詳細

数学の完全なシステムを構築しようとしたヒルベルト。
その「不可能性」を明らかにしてしまったゲーデルやチューリング。
一方で、その「可能性」の限界に挑んだもう1人の天才ゲンツェン・・・・・。
彼らの格闘は、現代のコンピュータ科学でも再演される。

「不完全性定理」「無矛盾性証明」「P対NP問題」など、
現代数学の核心を最新アップデートしたうえで徹底解説、
さらには近年注目の人工知能の話題にまで架橋する野心作。

【著者紹介】
照井一成 : 1971年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科修了。国立情報学研究所助手・助教授などを経て、京都大学数理解析研究所准教授。専門は数理論理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 月をみるもの さん

    つい最近、人間知性のひとつの極とされている囲碁で、計算機が人を打ち負かした。人類最強(セドル)はショックで引退してしまったが、それ以外の多くの棋士たちは計算機とともにその先をみようとしている。数学も同じように、やがては機械と人間の共同作業になるだろうというのが著者の予測。まずは証明支援から、やがては証明自体を? 本書の主人公のひとりであるゲンツェンは、ナチに入党したあと V2にも関わっていたとある。伝記よみたい。。https://en.wikipedia.org/wiki/Gerhard_Gentzen

  • Tsukasa Fukunaga さん

    数学基礎論とプログラム理論に関する「物語」について書かれた本。内容としては、不完全性定理やNP完全といった「数学や計算の限界」を示す話と、無矛盾性証明や定理の自動証明といった「数学や計算の可能性」の対比についての話が描かれている。教科書ではないので数学的な厳密性は薄く、例え話も多いので学問のとっかかりとして良い本だと思う。まぁ、内容が内容だけにスラスラ読めるほど簡単な話ではないが。

  • 滑車 さん

    数学基礎論と計算機科学のトピックあれこれについての見通しを与えてくれる、よいガイドブックだと思った。教科書で勉強してるだけでは抜け落ちてしまいがちな背景知識を補う意味でも、興味ある題材の紹介を通して勉強のモチベーションにする意味でも有用。正直、この分野がこれだけの広がりと一貫性をもつものだとは予想していなかった。ものをわかっている人が気軽にスケッチした説明を聞くのは楽しい。

  • Mark.jr さん

    <「コンピューターは数学者になれるのか?」本書はこの問いに答えるのではなく、この問いを中心に据えることで、数学基礎論とそこから派生したコンピュータ科学を貫く物語を書きたい...。>この著者の言葉通り、本書は数字と記号だけで証明を成立させる数字基礎論から、コンピューターのプログラミングへと変化する流れのようなものが展望できる本になっています。かなり具体的な計算・理論も書かれており、私のような物見遊山のライトな読者への読み物から、本気で数字基礎論を勉強しようとする人への入り口にも適しておます。

  • 乱読MAN さん

    GWに読み切れなかった。素晴らしい名著だった。証明の雰囲気を掴みながら、いろんな分野の話を読めるので楽しい。 5章まだ訳わからんところあるが、次にこの周辺読むとしたら計算複雑性の話かなぁ。

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照井一成

1971年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科修了。国立情報学研究所助手・助教授などを経て、京都大学数理解析研究所准教授。専門は数理論理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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