フルーツパーラーにはない果物 文春文庫

瀬那和章

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167906153
ISBN 10 : 4167906155
フォーマット
出版社
発行年月
2016年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
342p;16

内容詳細

かわいい形をしていて誰にでも好かれるけれど、すぐに飽きられるイチゴのような女の子。でも、こんな自分になりたかったわけじゃないのに―。今の自分がどこか好きになれない。メーカー勤務の四人の女性たち。二十代後半の彼女たちが出会った、人生を変えるかもしれない恋愛と友情を描く連作短篇集。

【著者紹介】
瀬那和章 : 1983年、兵庫県生まれ。2007年、第14回電撃小説大賞“銀賞”を受賞し、『under異界ノスタルジア』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 優希 さん

    面白かったです。個性的な4人の女性たちの恋と友情の連作短編集で、それぞれの価値観などを伺うことができました。皆それぞれコンプレックスがあるけれど、それを受け入れていく姿が微笑ましい。人生を変えるかもしれない恋と出会ったことが彼女たちの大きな転機となったのだと思います。それぞれを果物に例えて語る語り口調も好きです。

  • モルク さん

    20代半ば過ぎ、同期入社の仲良し3人組と我が道を行く変わり者の一人を加えた4人の連作短編集。恋愛体質の真衣、引き立て役に徹しているモリッチ、超お嬢様の玲奈、人付き合いの苦手な桧野川。自分自身をフルーツに例え、それぞれの心の奥にある悩みを吐露している。「私たちはみんな自分のことが嫌いで、いつだって誰かを羨んでいるくせに、人生をまるごと取り替えてあげようかと言われると、悩んだ末に断ってしまうくらい自分に執着している」の言葉に納得。確かに言えてるわ!そしてモリッチの14年の片想いの話に涙が出そうになった。

  • aoringo さん

    二十代半ばを過ぎた女子の悩みはやっぱり恋愛。フルーツパーラーに繰り出した時のフルーツ占いの答えは、いちごは平凡、レモンは添え物、桃は大切に、パイナップルは個性的。何となくみんな当たってる。それぞれ恋に悩んでいるのだけど、悩んだり落ち込んだりして乗り越えていく姿に共感できた。自分のことがどれだけ嫌になっても、人生取り替えてあげようと言われても今の自分で勝負する。モリッチの十四年越しの恋の話が良かった。

  • papako さん

    ちょっと気になっている作者の作品。なかなか楽しめた。メーカー勤務の同期、女子4人の恋と友情。恋に生きる『いちご』の真衣、片思いする『レモン』モリッチ。変わり者?『パイナップル』桧野川。美しいお嬢様『桃』玲奈。女子たちのふわふわ甘いだけの恋愛ではなく、好感が持てた。こんな時期はとうに過ぎ去った私でも、もしかしたらこんな恋もあったかも?と思わせてくれました。自分はこの中ならモリッチかな。

  • やも さん

    20代女子4人組の連作短編集。恋に友情、これからの人生設計…恋ってやつぁ厄介で、戸惑いと悩みの日々だ。彼女達を例えるなら、甘酸っぱい苺🍓、主役になれない脇役レモン🍋、ぶ厚い皮のパイナップル🍍、綺麗で高級品な桃🍑。あっちの方が美味しそうって思ってしまう時もあるけど、大丈夫‼️自分だってぜったいに美味しいし、その美味しさを分かってくれる人は必ずいる✨それぞれの味わいがあるのがいいんだよ✨主に切なく、友情に涙し、自分の人生の舵取りを頑張る彼女達をめいっぱい応援をしながら、気持ちよく読み終えた。★4.5

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