チューバはうたう mit Tuba

瀬川深

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480804112
ISBN 10 : 4480804110
フォーマット
出版社
発行年月
2008年03月
日本
追加情報
:
20cm,204p

内容詳細

不格好で不器用な楽器チューバ。その音に魅せられた女性の生き方を描く、第23回太宰治賞受賞の表題作の他、書き下ろし作品「飛天の瞳」「百万の星の孤独」を収録。新鮮な驚きと感動の物語を集めた作品集。〈受賞情報〉太宰治賞(第23回)

【著者紹介】
瀬川深 : 1974年岩手県生まれ。東京医科歯科大学医学部卒業。同大学大学院博士課程修了。小児科医・医学博士。「チューバはうたう―mit Tuba」(「mit Tuba」を改題)で、第二十三回太宰治賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • やっさん さん

    ★★★☆ 題名、装丁、冒頭の学生時代の回顧などから、てっきりチューバを介した青春小説なのかと思って読み進めた。しかし、実際は思考原理や行動哲学の描写だらけで、あまりの理屈っぽさについ笑ってしまった。

  • 優希 さん

    26歳のチューバ吹きの物語に鳥肌が立ちました。音楽の描写がとても素晴らしかったです。吹奏楽でもマイナーな楽器ですが、何と言っても低音が魅力的な楽器。吹奏楽経験があるので、楽器を演奏するときの気持ちはとても共感します。自分が演奏する楽器の音が深く心に入ってくるのは快感なこと。主人公はチューバを本当に愛しているのが伝わってきました。他の2編、南洋の島への旅行記『飛天の瞳』と手作りプラネタリウムの話『百万の星の孤独』も感動しました。島の空気や星の映像が伝わります。詩的な文章が印象に残ります。

  • なゆ さん

    久しぶりに、チューバの音を読みたくなった。ただただ、“私はチューバ吹きだ”ということを淡々と延々と語り続けるこの話を。「羊と鋼の森」とか「蜜蜂と遠雷」とか音を細かにつぶさに文字で読むごとに、思い出しては読みたくなっていた。主人公の私の名前さえどうでもいい、チューバとの関係さえ伝われば、とでも言いたげな武骨さがいい。そして全体的にブツブツと熱くないからこその、あのライブの熱狂が。ああ、読むたびに今更ながら、楽器とかやっとけばよかったと悔やんでしまう。

  • な〜や さん

    【図書館本】表題作含め3作品が収められた短編集。中学時代、吹部でまさにチューバ担当だった私は勿論表題作目当てに読んだ。うん……何だか、重厚というか哲学的というか……純文学読み慣れてる人ならサラッと読めるのかな……。他人から何と言われようとチューバが好き、チューバを吹けて良かったって気持ちだけは主人公に共感出来る。けど、ここまで小難しい事チューバ経験者って皆考えてるものなのか?何だか文章全体が大学受験の現代文の"小説"の問題文として出てきそうな感じの作風で正直自分好みでは無かった……ごめんなさい。

  • ぶんこ さん

    音楽ライターさんが講師の、とても面白かった講演を聞きに行った日比谷図書館で借りてきた本。 作中の音源探しをしましたが見つからず、モデルがいたという事で、実在してないと後で知りました。 文体が苦手で、読み辛かったのですが、「百万の星の孤独」が切なくて一番好きでした。 一つの事に熱中できるのは素敵だと思いました。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

瀬川深

1974年岩手県生まれ。東京医科歯科大学卒業。同大学院博士課程修了。医学博士、作家。2007年「mit Tuba」で第二三回太宰治賞受賞。08年同作品を改題した表題作を含む作品集で作家デビュー。現在イェール大学で遺伝学・神経生物学研究に携わりながら執筆活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品