バビロンの架空園 河出文庫

澁澤龍彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309415574
ISBN 10 : 4309415571
フォーマット
出版社
発行年月
2017年08月
日本
追加情報
:
301p;15

内容詳細

古代の七不思議の一つ、大都市バビロンにあった巨大建造物「架空庭園」には、あらゆる種類の植物、珍奇な花々が集められ、孔雀や極楽鳥が遊び、滴り落ちる噴水の涼しい水幕を通して、下界の街を見渡せた…。植物界の没落貴族たち、植物界のイカロス、薬草と毒草、香料、琥珀、庭園への偏愛など、植物をめぐるユニークな十八篇、うち二十五篇からなる「フローラ逍遥」も収録。著者没後三十年を機に、いまだからこそ新鮮な澁澤の世界を。

【著者紹介】
澁澤龍彦 : 1928‐87年。東京生まれ。本名龍雄。東大仏文科卒業後、マルキ・ド・サドの著作を日本に紹介するかたわら、人間精神や文明の暗黒面に光をあてる多彩なエッセイを発表。晩年は小説に独自の世界を拓いて、広く読まれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 蓮子 さん

    没後30周年を記念して刊行された本書は植物や庭園について書かれたエッセイ。既読のものが大半でしたが、懐かしく読みました。普段、道端で見る何気ない草花でも、澁澤龍彦の筆にかかると何か特別な物に見えてくるから不思議です。中でも25編からなる「フローラ逍遥」が素晴らしく、草花の美しさやその神秘に魅入られる。それにしても澁澤龍彦と言う人は恐ろしく物知りだ。博覧強記とは彼の為の言葉であるように思います。そんな彼と出会って10年が経ちました。これからもずっと澁澤龍彦のファンでいたいな。

  • 雨伽詩音 さん

    学生時代には論拠が曖昧な筆致の危うさから敬遠していた澁澤龍彦だけれども、大学を出てニュートラルな立場から読めるようになってからはひたすら面白い。特に興味をそそられたのは乾隆帝の庭園について綴られた「東西庭園譚」で、中国の庭園については中野美代子を読んで関心を持っていたのだった。東西の文化交流の証としての庭の奥深さに魅せられるとともに、以前から気になっていた本の存在を思い出した。また文中で列挙される作家の名前がどれも耽美派な人名ばかりで、澁澤らしいなと感じるとともに、彼らの作品にも触れていきたいと思った。

  • hide さん

    天空に架かる庭園。なんで魅力的な響きだろ。家を建ててから、少しずつ庭を整える。庭や植物に全く興味が無かったのに、今は魅了されている。なるほど、庭は宇宙の縮図なんだね。

  • em さん

    植物に関するエッセイ。ヘロドトス、ユイスマンス、熊楠と広範な引用を駆使し、自在に遊ぶ澁澤の世界。とくに『イリアス』からの引用は、私が素通りしていた箇所も多く、新鮮でした。「東西庭園譚」も面白い。楽園のイメージの具現としての庭園。宇宙論、汎神論が庭園造形に与えた影響。異国趣味による東西の逆転現象。さらに「愛の植物学」ではのっけから『とりかへばや物語』の倒錯を語り、澁澤節が弾けていました。「ユートピア社会と植物界とは、…あらゆる点で似ているのである。その成員の両性具有、その性における乱交までをも含めて。」

  • 双海(ふたみ) さん

    没後30周年フェアの一冊。お気に入り:「太古の植物」・「琥珀」・「愛の植物学」

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人物・団体紹介

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澁澤龍彦

1928年、東京生まれ。本名は龍雄。東京大学仏文科卒。仏文学者、エッセイスト、小説家。マルキ・ド・サドやジャン・コクトーの翻訳紹介を手始めに、洒脱で博覧強記なエッセイの数々で、西欧文化の闇なる領域を日本の読者に紹介。晩年は和漢洋の古典などに材を取り、幻妖怪美な夢想に彩られた小説作品を数多く手がけた。

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