古事談 上 ちくま学芸文庫

源顕兼

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480510518
ISBN 10 : 4480510516
フォーマット
出版社
発行年月
2021年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
528p;15

内容詳細

鎌倉時代前期、源顕兼によって編まれた全460余話に及ぶ説話集の傑作。聖徳太子に弘法大師、藤原兼家に藤原道長、小野小町に清少納言、信西入道に西行法師、鳥羽僧正覚猷から仏師定朝など、古代以来の歴史、文学、文化史上の著名人を主とし、その人たちにまつわる隠れた逸話の一大集成。一般の古典文学や日本正史では取り上げられることのない話が数多く収録されている。本書は、ひらがな交じりに書き下した読みやすい本文に、的確な人物注と明快な現代語訳、評を初めて全話に施す。説話集というスタイルが、日本文学史上なぜ一世を風靡したのかが体験できる画期的訳注書。

目次 : 第1 王道后宮(称徳天皇の御事/ 浦島子の事/ 清和天皇の即位を予言の童謡の事 ほか)/ 第2 臣節(実行兄弟、忠平の檳榔毛の車を争ふ事/ 朝成、生霊となる事/ 兼通兄弟、摂関を争ふ事 ほか)/ 第3 僧行(金鐘行者、辛国行者と験徳を競ふ事/ 東大寺華厳会の事/ 東大寺開眼供養の事 ほか)

【著者紹介】
源顕兼 : 1160(永暦1)‐1215(建保3)年。鎌倉前期の人。『中外抄』を書写するなど有職故実に通じ、説話文学に果たした役割は大きい。『新古今』の歌人たちと広く交友を結ぶ。とくに藤原定家とは親しく、顕兼の妻女子が没したときには、互いに涙を拭ったほどであったという

伊東玉美 : 1961年生まれ。東京大学文学部卒業。同大学院修了。博士(文学)。白百合女子大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 若黎 さん

    どこぞで読んだ話もあれば、初めて知る話もあり。王道后宮、臣節あたりは、わりと好きだな。角川ビギナーズクラシックスで読んでから、全訳出ないかなーと思ってたところに、これが出て助かる。さて、下巻はどんな話かな。

  • perLod(ピリオド)🇷🇺🇨🇳🇮🇷🇿🇦🇵🇸🇾🇪🇸🇾🇱🇧🇨🇺 さん

    講談社学術文庫のような書き下し文・注・訳・評という構成。原文は漢文だからか未掲載。載ってても読めないけど。上巻の分類別では、第一「王道后宮」全九十九話、第二「臣節」全九十六話、第三「僧行」の五十一話まで。 独自の記事が少ないながらも、おそらく一生書名すら知らないでいた文献が多々あり、これを通じて現代語訳で読めることを喜ぶべき。素朴な疑問。本書の登録がほとんど無いことから明らかなように、”愛国者”は何故「世界に誇る日本」の古典に親しまないのだろう? →続く

  • SOLVEIG さん

    本当に少しずつ読んでやっと上巻読了。どっかで聞いたような話あり、いろんな意味で「面白いねえ〜。」と思う話あり。中には「そんなこと一々書き残すのか!?」って話もあったりしつつですが結構楽しく読みました。なかでもお坊さんの話は面白いのが多かったなと。 下巻もボチボチ読み進めます。

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源顕兼

1160(永暦1)‐1215(建保3)年。鎌倉前期の人。『中外抄』を書写するなど有職故実に通じ、説話文学に果たした役割は大きい。『新古今』の歌人たちと広く交友を結ぶ。とくに藤原定家とは親しく、顕兼の妻女子が没したときには、互いに涙を拭ったほどであったという

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