湯浅誠 / 茂木健一郎

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貧困についてとことん考えてみた NHK出版新書

湯浅誠 / 茂木健一郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784140883907
ISBN 10 : 4140883901
フォーマット
出版社
発行年月
2012年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
206p;18

内容詳細

社会活動家と脳科学者という異分野の二人が日本を縦断、新たな貧困支援策=パーソナル・サポートの現場を訪ねた。多くの生活困窮者と支援者の生の声に耳を傾けることから見えてきた、貧困の現状、本当に必要とされる支援、そして日本社会の未来とは。貧困をテーマに“人と社会が再び輝きを取り戻すための条件”について徹底的に語り合った、刺激的な対論。

目次 : 1 パーソナル・サポートの現場へin釧路(パーソナル・サポート・センターへ/ 「当事者性」を大事にする ほか)/ 2 自己責任論は、なぜおかしいのか?in豊中(プロフェッショナル集団によるサポート体制/ 問題が複数あっても、生活は一つ ほか)/ 3 壁を意識化する(ワンストップ・サービスの相談会へ/ 第2のセーフティーネット ほか)/ 4 貧困と日本社会、そして民主主義について考えるin東京(パブリック・マネーも悪くない/ 民主主義における「調整責任」と「決定権限」の関係 ほか)

【著者紹介】
湯浅誠 : 1969年、東京都生まれ。社会活動家。現在、「反貧困ネットワーク」事務局長、NPO法人「自立生活サポートセンター・もやい」理事。2009〜12年、内閣府参与

茂木健一郎 : 1962年、東京都生まれ。理学博士。現在、ソニーコンピューターサイエンス研究所シニアリサーチャー。「クオリア(感覚質)」を手がかりに脳と心の謎に挑む脳科学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • イビサ さん

    パーソナルサポートセンターの紹介もあり、どのようにセーフティネットが機能しているか少しわかった。豊中などは各フィールドの専門家が携わっており、幅広くサポートしている。貧困にも色々あり、最近はメンタルを患った人も多い。湯浅さんは、内閣府参与の経験もあり、公的サポート、民間サポートも熟知している。パブリックマネーを投入するには、いかに同意する人を増やすかという労力が常に付きまとうということ。

  • かずさん さん

    湯浅誠さんと茂木健一郎さんが、生活困窮者と支援者の現場の声に耳を傾けたヒアリング過程を記した良著。そこを基点に、それぞれの専門知識、経験を持ち出しながら、パブリックマネーをめぐる政策の意思決定にまで話が膨らみ、読み応えがありました。互いの意見を尊重し合う2人のやり取りは、とても良かったです。

  • だいすけ さん

    良書。この本が書かれたのが6年前。自分や周りを見ても状況は当時と変わっていない。ほんとに余裕がなくて、他人の窮状も自己責任論で片づけてしまっている自分がいる。また、コミュニティについても従来からそこにあったものと、そもそも必要ないものという考え方が支配的で、つくっていくものという捉え方がないという指摘に思わず納得。貧困問題は、ほんとに色々な問題につながっていると再認識。

  • daiyuuki さん

    この本では、湯浅誠さんと茂木健一郎さんがパーソナル・サポート・センターの現場を訪ねて、貧困の現状や本当に必要とされる支援を探った本です。パーソナルサポートで必要なのは、自分の考えを押し付けず相手のことを理解し相手にフィードバックしながら自立につなげるということ、相談者と支援者の1対1だけでなく利用者側の資源や環境に働きかけて他の機関との連携を密にすること。貧困から抜け出していくには、少しずつハードルを上げて成功体験を積み重ねていくこと、お互いに支え合っていく場所を作ること。自己責任論は、人間を社会の一員と

  • みあお さん

    自分も困っている人だけど、私はいわゆる障害者だからある意味わかりやすい。障害や疾病があるわけでもなくボタンの掛け違いが重なって社会からこぼれ落ちていく人達。困っている人に手を差し伸べることで社会の底上げを図る。椅子取りゲームではなく、椅子を分け合う社会を子どもには残してあげたいと常々考えている。そのためには対話が必要かあ。「調整責任と決定権限はセット」だということ。大人の責任かもしれないね。

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