黒田官兵衛 作られた軍師像 講談社現代新書

渡邊大門

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062882255
ISBN 10 : 4062882256
フォーマット
出版社
発行年月
2013年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
293p;18

内容詳細

2014年大河ドラマの主人公がわかる! 中国大返しの真実は? 関ヶ原のときいかに動いたか? 名軍師像の下に隠された実像に迫る

【著者紹介】
渡邊大門 : 1967年生まれ。佛教大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。専攻は日本中世政治史。大阪観光大学観光学研究所客員研究員。歴史研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 厩戸皇子そっくりおじさん・寺 さん

    来年の大河ドラマ関連本。関連本だがちゃんとした伝記である。1章は黒田家の先祖(歴史上の人物の伝記は必ずこれだなぁ)。2〜4章が官兵衛の一生。5章がサブタイトルでわかるように、現在抱かれている黒田如水のイメージが生まれた理由を検証している。これが面白い。『黒田家譜』(あの貝原益軒が書いたとは)は沢田源内の偽書を資料に書いたものだとか、黒田長政の遺言状が全ての元だとか、初耳の話ばかりで刺激的だった。

  • リキヨシオ さん

    本能寺の変から大河ドラマ「軍師官兵衛」にハマった私。…新大河が始まる中、今更ながらこの本を読んでみた。中国攻め、中国大返し、など多くのエピソードが存在して戦国屈指の「軍師」として活躍した…といわれている。ただこの逸話の多くが、1671年黒田家から名を受けて、貝原益軒により編纂された「黒田家譜」がきっかけで、実ははっきりした証拠がない。加えて、近代の黒田官兵衛関連の小説により「スーパー軍師、黒田官兵衛」像が造られた…との事。ただ優秀な「交渉力」はあったらしく、豊臣秀吉が重宝した武将である事は間違いない。

  • MUNEKAZ さん

    ちょっと前の大河ドラマに合わせて出版されたクロカン本。副題にあるように、「黒田家譜」や長政の遺言をもとに作られた官兵衛の逸話の真偽を取り上げ、「名軍師」というイメージを正そうとしている。だからといって官兵衛下げになっているわけでもなく、有能な現場指揮官・取次役として、播磨の国衆から筑前の国主に成り上がった人物としてその実力を高く評価している。まぁ官兵衛には長政という出来た息子がいたのが大きいというか、後継者がしっかりしていたというのも伝説が残る大きな要因だったのだろうなと思わされる。

  • isfahan さん

    某ゲームのキャラデザがオーベルシュタインだったので「野心家は後世の粉飾?」と思って読み始めたら史実でも普通に野心家でした。むしろ、ロイエンタールじゃん。「関ヶ原がもうちょっと続いてたら広島あたりまで攻めて合戦しようと思ってたんだけど残念」みたいな書状が残ってるとか、予想以上。「黒田家が本気になったら天下ひっくり返せた」逸話の元ネタが息子長政の遺言状由来で「何かあったらこのネタで幕府を脅せ」と言ってるというのもすごい話。史料批判をし、さらに一次史料中心に採集してもなおこれだけの話が出てくる黒田家すごい。

  • ローリー さん

    図書館で借りました。いつも行く図書館で、「黒田官兵衛」特集とあったので何でかと思ったら大河ドラマの次の主人公なんですね。私が今まで持っていたイメージと言えば、秀吉の軍師で腹黒と言うものくらいでしたが、この本で語られる一次史料から読み取れる黒田官兵衛と言う戦国期の大名の実情は、確かに有能な戦略家ではあったようですが、軍師と言うよりは交渉上手な武将という感じでした。先日読んだ中路啓太の『うつけの采配』と話がかぶる所があって、吉川広家の毛利家側でなく黒田家側から見た関ヶ原は面白かったです。

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