死線の魔物 傭兵代理店 祥伝社文庫

渡辺裕之 (作家)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784396335526
ISBN 10 : 4396335520
フォーマット
出版社
発行年月
2010年02月
日本
追加情報
:
16cm,442p

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読書メーターレビュー

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  • absinthe さん

    舞台は東京。東京で北朝鮮の工作員が大暴れ?と思ったら案外大人しい。今回はミステリ仕立てで、ドンパチは控えめで死線の魔物と呼ばれる怪物工作員を追跡する話。クライマックスはそれなりにいけた。人物の描写が最低限で薄っぺらいのは今まで通り。人間をスペックでしか見ていないので、追跡のプロ、爆弾のプロ、狙撃のプロと紹介されてそれ以外何も開示されない。しかし、傭兵の繋がりなどというのはそういうものかもしれない。兵士はそれを失う恐れから友情をわざわざ育まないとも聞く。こういう主観が普通なのかもしれない。

  • future4227 さん

    傭兵代理店シリーズ第6弾。去る2月13日、金正男氏が暗殺された。その直後にたまたまこの本を読んでビックリした。まさに北朝鮮の内部抗争や後継者闘争が描かれており、北朝鮮工作員による暗殺、粛清、VXガスなど、とてもフィクションとは思えないリアリティーさをもって迫ってくる。本作品の初版刊行が9年前の2月20日。なんか予言的な小説ともとれるではないか。今回は傭兵チームの活躍より藤堂浩志の恋人、森美香の凄腕諜報員ぶりが如何なく発揮される。そんな彼女に拍手喝采しながらも、北朝鮮人民の悲哀を感じるラストに胸が痛む。

  • み さん

    ゾワゾワ。北のあの国で本当にあってもおかしくないような^^;サブリミナルのように殺害を命令されなら(>_<) 恐ろしや恐ろしや。今作は、美香さんの有能さが際立ちました♪

  • 庵木瓜 さん

    不満な部分もあるのだけど基本的にこう言う話が好きなのだろうと思う。読まずにはいられない。前回同様やっぱり、仲間にもっとスポットをと思ってしまう。加藤は特殊な能力故、活躍場面も多いが準レギュラー的なキャラがじゃんじゃん追加されるので、京介はそのうちいなくなるんじゃないかと心配。

  • yamatoshiuruhashi さん

    今度は国内。韓国と北朝鮮。執筆当時の最新の時事情報が良く練られた娯楽作品に織り込まれている。「キム・ジョンウン」が「金正雲」と書かれているのが、ほんの少し前なのにその時代の情報を表している。本作品の版がすすんでも書き直さないでほしい。

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人物・団体紹介

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渡辺裕之 (作家)

1957年名古屋市生まれ。中央大学経済学部卒業。アパレルメーカー、広告制作会社を経て、2007年『傭兵代理店』でデビュー。同作が人気シリーズとなり、以後アクション小説界の旗手として活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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