決戦の蒼空へ 日本戦闘機列伝 文春文庫

渡辺洋二

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167249182
ISBN 10 : 4167249189
フォーマット
出版社
発行年月
2010年07月
日本
追加情報
:
16cm,381p

内容詳細

1000機を超える量産機が作られながら、ほとんど活躍ぶりが伝えられていなかった局地戦闘機「紫電」。自ら「獅子部隊」と称し、台湾、フィリピンと戦い抜いた決戦航空隊341空の戦歴に初めて光を当てた「獅子は吼えたのか」。未亡人や部下に取材、伝説化された軍神の素顔を明かす「伝聞『加藤軍神』」など、短篇14本を収録。著者畢生の力作。

目次 : 海軍篇(忘れ得ぬ胴体着陸二回―零式艦上戦闘機/三菱MU‐2/ 隻腕操縦員―零式艦上戦闘機/ 獅子は吼えたのか―局地戦闘機「紫電」/ 「J改」指揮官の個性―局地戦闘機「紫電改」/ 出撃した予備士官たち―局地戦闘機「雷電」/ 「震電」の周辺―十八試局地戦闘機「震電」/ バリク邀撃、モロタイ夜襲―夜間戦闘機「月光」)/ 陸軍篇(伝聞「加藤軍神」―九五式戦闘機/九七式戦闘機/一式戦闘機「隼」/ 重戦がめざす敵―二式戦闘機「鍾馗」/ 回転翼に託した人生―二式複座戦闘機「屠龍」/ベル47ヘリコプター/ 三式戦の比島、五式戦の本土―三式戦闘機「飛燕」/五式戦闘機/ 常陸教導飛行師団と天誅戦隊―一式戦闘機「隼」/二式複座戦闘機「屠龍」/四式戦闘機「疾風」/ グラマン急襲!―四式戦闘機「疾風」/ 最高殊勲の防空司偵隊―キ四六−3乙防空戦闘機)

【著者紹介】
渡辺洋二 : 昭和25(1950)年、名古屋市生まれ。立教大学文学部卒業後、航空雑誌の編集者を経て、現在航空史の研究・調査をライフワークとしている。現在までに取材した旧軍関係者は1200人に及び、その取材力、執筆内容の正確さには定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • tsuyoshi1_48 さん

    旧軍の様々な戦闘機とそれらに関わった人々にまつわる短編集。ラバウル、343空だけではなく、それぞれの戦場でそれぞれの戦いがありました。いずれの作品においても、劣悪な条件下でも挫けることなく、粘り強く超人的な努力を重ねた人々の苦闘が描かれており、敬服します。こういったエピソードが、急速に昔語りから歴史へと変わりつつあるのは、不可避とはいえ寂しいことです。

  • roatsu さん

    各機種ごとに当時の航空戦史を描く渡辺さんのシリーズ。当事者、資料とも丹念に取材して事実をあぶりだし、自身の考えも交えて読者に提示してくれます。興味分かかったのは海軍341空の紫電戦記。比島は陸海の航空戦力の墓場となり、記録もとぼしいと思われる中よく取材されて実相を伝えてくれます。優秀機とは言えない機材で質・量とも圧倒的であり、攻撃のイニシアチブも意のままにしていた米軍に立ち向かう、という不利な戦況下、善戦敢闘した日本の将兵に感謝したいと思います。

  • 春眠 さん

    高性能だと言われている機体でもやはり運用の差で敗北している現実を思い知らされた。ただ、震電の話を全部読んだ後何処かほっとした。

  • 紫電怪 さん

    戦場で戦闘機と、戦闘機ににかかわる人々がどのように戦ったかを伝えている。前半が海軍、後半が陸軍となっている。 取材も多くされえているようで実際の戦場でどういう風に戦っていたかが少しだけ分かる本である。

  • フロム さん

    もうちょっと伝えたいものをハッキリさせて貰えればメリハリがついてよいと思うのだが、そこを差し引いても飛行気乗りの凄さが文章からにじみ出てるのが面白い。

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人物・団体紹介

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渡辺洋二

昭和25年(1950年)、名古屋に生まれる。立教大学文学部卒業後、航空雑誌の編集勤務。53年、第2次大戦の軍航空に関する執筆に専念。平成22年(2010年)、職業としての軍航空の著述を終了。以後、余暇を航空史研究にあてる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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