種田山頭火の死生 ほろほろほろびゆく 文春新書

渡辺利夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166600083
ISBN 10 : 4166600087
フォーマット
出版社
発行年月
1998年10月
日本
追加情報
:
18cm,182p

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読書メーターレビュー

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  • S.Mori さん

    種田山頭火の内面を克明に描いた一冊です。小説として読むことも可能です。幼い時に母親が自殺したことが、彼の生涯を暗いものにしたことがよく分かります。なかなか仕事もできずアルコールに溺れる情けない人生だったと言えますが、自分の中にある詩魂を捨てようとしなかったことが、胸を打ちます。どんな人間であっても、山頭火のように心の中に虚無感を抱えているような気がします。ただ、彼のように放浪生活を送るのは難しいはずです。山頭火の放浪を支えた友人たちの温かさに頭の下がる思いでした。

  • たくさん さん

    事実を淡々という部分と創作による山頭火(正一)の姿を想像し当てはめていく部分が混じったぶん、想像と現実(残したもの)をバランスよく知識として得られる感じになっている。酒と精神系の薬の相性はすこぶる悪く症状を増幅させる印象がある。酒が止められない神経症として逃げるも逃げ切れない。それながらも60歳まで助けられ、荻原井泉水や「層雲」の仲間とかっこ悪い俳句に支えられた。東京の一ツ橋図書館で働いていたのね。私的には種田山頭火だから種をださんとこか、から、精子を出さない、禁欲的なエッセンスと前向きな力を貰っています

  • Ohe Hiroyuki さん

    本書は、アジア開発経済学を専門とする著者が、長年心の友と評する自由律俳句の詩人である山頭火の一生を、神経症を患った者という切り口から、筆者独自の感覚で書ききった一冊である。▼本書では、種田山頭火の自由律俳句を愛でるというよりは、種田山頭火本人の生き様が描かれている。その描きように著者の並々ならぬ気持ちを感じる。▼ある意味で神経症にさいなまれ、酒に溺れるどうしようもない人生である。しかし、種田山頭火の作品は多くの人に慕われ、その人自身もまた少なくない人に支えられる不思議がある。

  • ジャガラモガラ さん

    同じ風来坊でも井月とは正反対の生き方。もし幼い頃に母親との死別がなかったらそこまで不安に苛まれる事も無かっただろう。地獄に生きたからこそ後世に名を残すことになったのだろうが妻や息子も辛かった事だろう

  • rezare さん

    同郷の俳人種田山頭火と、アジア経済を専門とする著者とが、にわかには結び付かず、なぜ?と思ったからこそ手に取った1冊。網代笠に法衣の後ろ姿は、地元では山頭火の句が使われる折りに見かけることがあったが、どんな人生を歩んだ人か、はおろか、作品についても全く知らず、初めて知ったことばかり。渡辺さんの著書でなければまず読んでない!ので、実に貴重な出逢いだった。女としては、妻となった女性が、夫が山頭火であったがゆえに舐めさせられた辛酸を思うと、たまらない苦しさと腹立たしさが残った。

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渡辺利夫

昭和14(1939)年、山梨県甲府市生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。同大学院経済学研究科修了。経済学博士。筑波大学教授、東京工業大学教授を経て拓殖大学に奉職。拓殖大学元総長、元学長。専門は開発経済学・現代アジア経済論。(公財)オイスカ会長。日本李登輝友の会会長。平成23(2011)年、第27回正論

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