まなざしが出会う場所へ 越境する写真家として生きる

渋谷敦志

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784787719010
ISBN 10 : 4787719017
フォーマット
出版社
発行年月
2019年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
335p;19

内容詳細

国境なき医師団との関わりから写真家として歩みはじめた著者は、世界各地の紛争や飢餓や児童労働、災害の現場を取材し、人びとが人権を奪われ、生きづらさを強いられる現代社会の「問題」を発見する。それは同時に、一人ひとり固有の名前とまなざしをもつ「人間」に出会う経験でもあった。困難を生きる人びととわかりあえないことに苦悩しつつ、「共にいられる世界」を切実に求めて旅する著者の声は、分断の時代に私たちはどう生きるのかという道を指し示す。

目次 : 序章 国境を越えること、写真を撮ること/ 第1章 シャッター以前、旅のはじまり/ 第2章 アフリカ、国境なき医師団と共に/ 第3章 子どもたち一人ひとりのカンボジア/ 第4章 タイ・ミャンマー国境線上で考える/ 第5章 ボーダーランドをめぐる旅のノート/ 第6章 共にいられる世界を見つめて―福島にて

【著者紹介】
渋谷敦志 : 1975年、大阪府生まれ。写真家、フォトジャーナリスト。立命館大学産業社会学部、英国London College of Printing卒。大学を休学して1年間サンパウロの法律事務所で研修し、ブラジルを旅する。卒業後、ホームレス問題を取材したルポで、国境なき医師団日本主催の1999年MSFフォトジャーナリスト賞を受賞。それをきっかけにアフリカ、アジアへの取材を始める。日本写真家協会展金賞、視点賞など受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • どんぐり さん

    エチオピア、アンゴラ、スーダン、タイ、ミャンマーなどの紛争地や難民キャンプで写真を撮ってきたフォトジャーナリストの紀行文。ファインダー越しに相手のまなざしと向き合いながら、「わたし」と「あなた」、「見る」と「見られる」関係性に、人と人をわける線(ライン)ではなく、人と人が出会う開かれた場所(ランド)と捉え直し、写真を撮る行為を創造する。これは、カメラという媒体があって成立する世界、写真家としての思索の軌跡。いちばん面白いのは、第2章の「アフリカ、国境なき医師団と共に」で、人の苦しむところばから見ていると精

  • とよぽん さん

    期せずしてすごい本を読んだ。読友さんのレビュー、そして表紙のまなざしに惹きつけられて。報道写真家、渋谷敦志さんの覚悟と行動力、そして何よりもカメラを向ける相手に対する謙虚さに感動した。民族の対立、紛争、内戦、難民キャンプ、飢餓、略奪され生活の場を追われる人々、地震と津波、原発事故、様々な困難の中に生きる人々を撮る。著者は、分断された世界のボーダー(境界)にゆるやかな場所(ランド)を開いて、カメラの向こうのまなざしと自分自身が出会うところに、「共にいられる世界」への共振・共鳴が得られる、と書いている。

  • ケニオミ さん

    世界に飢えている人が大勢存在して、この感想を打っている間にも、そのうちの何人もが亡くなっている事実に向き合っていない自分がいます。その事実を常に考えることは、精神衛生上無理としても、本書のように、その事実を突きつけてくれる図書に時々触れることは必要だと思います。自分はただ生きているのではなく、生かされている。生かされているのは、自分の享受している豊かな環境の一部でも、恵まれていない人とシェア・提供する機会を与えるためではないかと考えてしまいます。自分はそのためのどんな一歩を踏むことができるのでしょうか。

  • つくえくん さん

    大きな悲劇や惨事を目の前にすると、「自分はこんなとこでなにやってんねやろ」と思う。少しでもその事態を好転させることをすべきなんじゃないかと思う。筆者も同じ事に悩みながら現実と直面する。折り合いなんてつかなくていいとも思う。悩んでる人のほうが信用できるし、悩まずに対応されるのも怖い。「公平」なんて所詮は強者の論理。視点は弱者の側に傾斜すればいいのだ。

  • 林克也 さん

    渋谷さんの行動の記録や思考、そして何より劣悪な環境の中でも人間であることを決してあきらめない意志を宿した “まなざし”を写し取った写真たち。渋谷さんの気持ちや思いはよくわかった。この渋谷さんのような人たちがこの澱んだ世を少しでも変えていくことに、もう老い先短い者としては期待し、応援したい。そのうえで、南相馬の上野敬幸さんの存在感と数々の言葉に圧倒された。上野さんが、ある意味この本の主役である。「人に迷惑かけたらまず謝る、これが筋だろう。それなのに東京電力はだれ一人謝りに来ていない。」

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