世界経済史から見た日本の成長と停滞 1868‐2018

深尾京司

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784000099288
ISBN 10 : 4000099280
フォーマット
出版社
発行年月
2020年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
338p;21

内容詳細

江戸時代後半に一人当たりGDPで中国を追い抜き、明治維新の改革で植民地化を回避し、戦後は世界初の高度成長や長期停滞を経験するなど、日本の経済発展は世界史の中でも特に興味深い事例である。日本および海外諸国に関する最新の超長期統計を元に、世界経済史の視点から日本の成長の原動力と停滞脱出の方策を解き明かす。

目次 : 序章 超長期で見た日本の経済成長の特徴/ 第1章 供給側から見た成長の源泉―1885‐2015年/ 第2章 均衡成長と趨勢加速―1868‐1913年/ 第3章 不均衡成長―1914‐1940年/ 第4章 敗戦と高度成長―1941‐1970年/ 第5章 安定成長から長期停滞へ―1971‐2018年/ 終章 停滞脱出への方策

【著者紹介】
深尾京司 : 1984年東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学(経済学修士)。99年より一橋大学経済研究所教授。2001年より経済産業研究所(RIETI)ファカルティフェロー、11年よりプログラム・ディレクターを兼務。18年より日本貿易振興機構(JETRO)アジア経済研究所長。専攻はマクロ経済学、数量経済史、国際経済学。主な著作に『「失われた20年」と日本経済―構造的原因と再生への原動力の解明』(日本経済新聞出版社、2012年、第55回日経・経済図書文化賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • hurosinki さん

    超長期のスパンで日本経済を扱っているのが特徴。個人的には日本経済停滞の要因としてデマンドサイドの問題(貯蓄超過)も指摘していることが新鮮だった(5章第2節)。14-15世紀にはアジアの中でも特に貧しかった日本は、江戸期後半には一人当たりGDPで中国を追い越す(小分岐)。江戸時代の相対的な高成長は、非農業部門の発展や統治の安定性、知識の普及に加えて統治の分権性からも説明しており、開国はこの分権的な統治体制を動揺させた(p41)。列強へのキャッチアップには明治維新による中央集権化を必要とした(1/13)

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