姫椿 文春文庫

浅田次郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167646042
ISBN 10 : 4167646048
フォーマット
出版社
発行年月
2003年09月
日本
追加情報
:
16cm,317p

内容詳細

飼い猫が死んでしまったOL、経営に行き詰まり、死に場所を探す社長、三十年前に別れた恋人への絶ち難い思いを心に秘めた男、妻に先立たれ、思い出の競馬場に通う大学助教授…。凍てついた心を抱えながら日々を暮す人々に、冬の日溜りにも似た微かなぬくもりが、舞い降りる。魂を揺さぶる全八篇の短篇集。

【著者紹介】
浅田次郎 : 1951(昭和26)年、東京生まれ。著書に「地下鉄(メトロ)に乗って」(第16回吉川英治文学新人賞)「鉄道員(ぽっぽや)」(第117回直木賞)「壬生義士伝」(第13回柴田錬三郎賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ehirano1 さん

    「オリンポスの聖女」を読んで、言葉では語らずに体で語る愛もあるのだと感動しました。

  • mint☆ さん

    超有名な作家さんですが初読み。なんとなく大人の男性が好んで読むイメージだったので今まで手が伸びなかったんです。人に勧められいただいたので読んでみたらとても良かった。本の帯に"あなたの心を静かに温める八つの物語"と書いてありましたが、意外にもバラエティに富んだ短編集。心温まる物語はたしかに何本かありましたが奇妙だったりホラーテイストなものも。「シエ」「永遠の緑」が泣けました。とても素敵な短編集でした。

  • ミッフー さん

    全8編からなる短編小説。平成最後の小説か〜と、感慨に浸りながら完読👍ほっこりさせる「永遠の緑」😊、ブラック的オチのある「再会」「トラブルメーカー」「零下の災厄」😱、人の業を感じる「マダムの喉仏」「オリンポスの聖女」🤔、そしてジンワリと感涙してしまう「シエ」「姫椿」😂どの作品もバラエティーに富み飽きさせない👍中でも僕一番のお気に入りは「姫椿」✨不況で不渡り寸前、死を考える主人公が妻と知り合い細やかな生活を送ってた二十数年前の銭湯にタイムスリップみたいな😄一番浅田氏らしい渋い秀作、唸らせます🤣

  • takaichiro さん

    人間にとって一番尊い価値、それは優しさ。浅田さんの頭には純度100%の優しさエキスしか存在していないと思えるほど、雑味のない温かみばかりの短編集^_^ 獬がよかったなぁ(^^)五千年も人の悲しみを餌に生きる珍獣。これまで味わったことのない最高の悲しみに触れ、これ以上のものには出会えないと死を積極的に思考する。悲しみを無にしてもらってきた鈴子は獬が死ぬくらいならずっと不幸でいいと!隙を見て利を得ることばかりにエネルギーが充満すろこの世の中で、僅かに残る優しさの小さな花々^_^浅田畑にずっと浸っていたい^_^

  • いこ さん

    @ふとしたことから伝説の動物を飼うことになった女性 A銀行の返済が滞り、死を考える社長の前にふと現れた銭湯 B三十年ぶりに再会した友の語る話はどこか奇妙で、いつの間にか… C歌舞伎町二丁目「銀花」のママ、通称「マダム」が突然亡くなり… D飛行機で隣り合わせた男性が語るリストラ話には、とんでもないオチが E遠い昔に別れた女性を忘れられない男性に奇跡が F真面目な編集者に降り懸った奇妙な事件の顛末は G定年間近の、競馬好き大学助教授の身に起きた偶然の出会い どこかノスタルジックで不思議な短編8編。浅田節全開!

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