浅尾郁夫

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  • T:今の社会に、人のまごころというか、つながり合い...

    投稿日:2022/05/28

    T:今の社会に、人のまごころというか、つながり合いが少ないのは、なぜか。これが、私の長年の疑問でした。 U:というのも、両親の時代や祖父母の時代を聞くと、くらしは貧しかったが、近所・地域の人の協同がいっぱいあり、だれもが「おせっかい」を焼き、その世話焼きの腕前が、その人の「人間力」として尊敬されていたそうです。そして、そうした人たちが多いほど、「地域の底力」があり、それが、「祭り」や「弱者救済」に活かされていた、といいます。 V:そして、「人はもともと、おせっかいで一人前だ。協同を大切に、ささえ合い、たすけ合い、わかち合いをしてきたのだ」と断言するのです。両親や祖父母のこの確信が「真理」なら、人間、否、人類には「協同の遺伝子」があり、人類史の担い手だったに違いないのです。 W:そこで、これをテーマに説明してくれるだろう本、たとえば、「協同組合」の本、「共同体」の本、「宗教関係」の本、「哲学」の本など、いろいろに目を通すのだけれど、協同の実践・事実・教訓・希望を紹介する「だけ」、マルクスなどの先人の理論をあれこれ新解釈で紹介する「だけ」、人の信念や正義観・理性や自己犠牲の「利他」の崇高さを書いている「だけ」、といったあんばいで、中味はそれぞれ濃いけれど、フィット感がまるでなかった。 X:2022年になり、『協同の基礎理論』が、なんと幻冬舎という意外な出版社から出たのです。この本は、生物史・人類史が「協同の誕生と進化」をはぐくんだこと、それは、共同体という「協同の複合組織の集合」で社会を構成し、現代を迎えようとしていたこと、しかし、ある「人類の歴史的大逆転」で崩壊し、現代の「協同不毛社会」になったこと、などを、分かりやすく説明するのです。 Y:この、「人類の協同の歴史観」で語られると、庶民の視点で描く日本史の「意義」も、権利へのあこがれと「違和感」納得できるし、経済優先社会の矛盾の「理由」も、中央集権制度への「嫌悪」も、とてもよく理解できるのです。そして、何より、歴史世界の中心が、「自分と近所・地域の人のつながり合い」であることだと明言されることで、納得と安心と説得力を得たのです。 Z:筆者は、医療生協42年の勤務で、地域住民の自治をサポートした経験と、根拠となる多種で数多の文献を結びつけ、この『基礎理論』を書いたそうですが、だから、人びとの協同の「事実」と、人びとの協同の「思い」が融合し、現実味があるのでしょう。 [:「おたかいさま」の気持ちを経験したい方、を日ごろの人のつながり合いに違和感を覚える方、これまでの歴史観に満足していない人、協同や協同組合に関心のある人、大学で教えられること以上の教養を積み上げたい諸君、地域でおたがいさまの取り組みをしている人たちには必読書。宗教に関心のある人にもおすすめします。とにかく、おもしろいのです。

    世話好きおせっかい さん |60代

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