この世にたやすい仕事はない 新潮文庫

津村記久子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101201429
ISBN 10 : 4101201420
フォーマット
出版社
発行年月
2018年11月
日本
追加情報
:
432p;16

内容詳細

「一日コラーゲンの抽出を見守るような仕事はありますかね?」ストレスに耐えかね前職を去った私のふざけた質問に、職安の相談員は、ありますとメガネをキラリと光らせる。隠しカメラを使った小説家の監視、巡回バスのニッチなアナウンス原稿づくり、そして…。社会という宇宙で心震わすマニアックな仕事を巡りつつ自分の居場所を探す、共感と感動のお仕事小説。芸術選奨新人賞受賞。

【著者紹介】
津村記久子 : 1978(昭和53)年大阪市生まれ。2005(平成17)年「マンイーター」(のちに『君は永遠にそいつらより若い』に改題)で太宰治賞を受賞してデビュー。’08年『ミュージック・ブレス・ユー!!』で野間文芸新人賞、’09年「ポトスライムの舟」で芥川賞、’11年『ワーカーズ・ダイジェスト』で織田作之助賞、’13年「給水塔と亀」で川端康成文学賞、’16年『この世にたやすい仕事はない』で芸術選奨新人賞、’17年『浮遊霊ブラジル』で紫式部文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • みかん🍊 さん

    面白かった、ストレスから16年働いた仕事を辞め職安の相談員から小説家の監視、バスのアナウンスを作る、おかきの袋の豆知識を考える、路地のポスターを貼りかえる、大きな森の小屋で簡単な事務作業、有りそうで有り得ない変わった仕事を紹介される主人公、とはいえ適当に流そうとしても仕事は出来るのでのめり込んでしまい契約期間終了後も継続を打診されるも結局は断ってしまう、熱いお仕事小説ではなく津村さんらしく淡々としてクスッとさせられる、しかしもし自分が犯罪もしていないのに一日中誰かに監視されてたらと思うとぞっとする。

  • 佐島楓@勉強中 さん

    津村さんの作品には珍しく、リアリズムよりエンタメ寄り(に、見える)の作品。奇妙な仕事をこなしていくなかでも、自分のなかの違和感が離職を決意させる、といったような描写があって、そこがリアルだった。ボタンの掛け違い、のような。

  • ユメ さん

    自分に向いている仕事を探して職を転々とする「わたし」の話。相談員の正門さんが「わたし」に紹介する仕事は、風変わりなものばかりだ。全体的にふわふわと浮遊感漂う中、「わたし」が仕事を辞める理由が毎回妙にリアルだった。もしかしたら他人には「なぜそんなことで」と理解を得られないかもしれない。でも「わたし」にとってはその些細な違和感があまりに座りが悪いのだ。そういうことってあるよなあ、と思う。職探しの放浪の末、「わたし」は自分のいるべき場所へと戻っていく。そのきっかけのひとつがカングレーホ大林であるのが感慨深い。

  • エドワード さん

    主人公の名前がないので、NHKドラマに因んで仮に恵里菜としておく(笑)。恵里菜は正社員として十四年間働き、燃え尽き症候群?で退職、今は職安の紹介で仕事に就く日々だ。彼女は実に優秀である。それは、自分で考え、判断できるからだ。技術革新で、近いうちに無くなる職業が取り沙汰される昨今。通訳もいらなくなるらしい。でも、最後まで残るのは、人間にしか出来ない<とっさの的確な判断>だ。彼女は大丈夫。ここに出て来るバス会社やあられ会社が実にのどかでいい感じだ。最後に彼女の元の職場が福祉の現場とわかる場面が微笑ましい。

  • Kazuko Ohta さん

    本作の雰囲気をざっくりと説明するならば、主人公が発達障害ではない『コンビニ人間』で、段落と読点のある『わたくし率 イン 歯ー、または世界』。前職でメンタルをやられた主人公が短期的に経験する5つの仕事。「職場の人間はシチュエーションに応じて悪人になるから、常に悪い人というのもいない」という一文になるほどそうかも。癒えるまでの繋ぎに過ぎない仕事かと思いきや、なんだかんだでいろいろ考えて取り組むようになっている主人公。こんな仕事、現実にはそうそうないけれど、自分に照らし合わせて勇気づけられる。そんな気がします。

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津村記久子

1978(昭和53)年大阪市生まれ。2005(平成17)年「マンイーター」(のちに『君は永遠にそいつらより若い』に改題)で太宰治賞を受賞してデビュー。’08年『ミュージック・ブレス・ユー!!』で野間文芸新人賞、’09年「ポトスライムの舟」で芥川賞、’11年『ワーカーズ・ダイジェスト』で織田作之助賞、

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