雑賀六字の城 文春文庫

津本陽

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167314651
ISBN 10 : 4167314657
フォーマット
出版社
発行年月
2011年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,347p

商品説明

元亀元(1570)年9月。大坂石山本願寺から反信長の檄文が各地に発せられ、紀州雑賀(さいが)の荘も立ち上がった。得意の海上戦や銃撃戦で抵抗する雑賀衆に、信長は圧倒的な軍兵をもってひねりつぶしにかかる。雑賀衆頭領の息子・七郎丸は、将来を約した幼馴染(おさななじみ)おみつを想いながら銃弾と血風のなかで成長していく

内容詳細

元亀元(1570)年9月。大坂石山本願寺から反信長の檄文が各地に発せられ、紀州雑賀の荘も立ち上がった。得意の海上戦や銃撃戦で抵抗する雑賀衆に、信長は圧倒的な軍兵をもってひねりつぶしにかかる。雑賀衆頭領の息子・七郎丸は、将来を約した幼馴染おみつを想いながら銃弾と血風のなかで成長していく。

【著者紹介】
津本陽 : 昭和4(1929)年、和歌山市に生れる。東北大学法学部卒業。昭和53年『深重の海』により第79回直木賞受賞。平成7年『夢のまた夢』で第29回吉川英治文学賞を受賞。平成15年旭日小綬章を受章。平成17年第53回菊池寛賞受賞。史料を十全に分析する闊達な史観から旺盛な創作活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ぜんこう さん

    先に信長についた根来衆側からかかれた作者の本を読んでいたが、本書は石山本願寺に加勢した同じ紀州の雑賀衆を描いた物語。 石山本願寺、そして、雑賀衆の地元での壮絶な信長の圧倒的な大群と雑賀衆の火器との闘い。 石山本願寺と信長との戦は「村上海賊の娘」から興味を持ったが、雑賀衆は海戦にも村上水軍とともに参加してて大活躍。 根来衆の時同様、雑賀衆の言葉も大阪南西部の泉州出身の自分には全く違和感なしで面白かった。

  • こぺたろう さん

    はじめの20ページくらいを行きつ戻りつしてはや半年。 50ページ目くらいからのめり込みだして、そこから一気に読み切りました。 おもしろかったですね。 ここで使われている和歌山弁は、結構いまでも使われていますよ。 若い人はあまりつかいませんけどね。「できるろ」とか笑 南無阿弥陀仏、が6字でしょうか。浄土真宗を信仰する雑賀集のお話です。

  • 正太郎 さん

    雑賀衆のお話。でも主人公は孫一ではありません。 雑賀青年の成長物語です。 標準的で普通に面白い本です。

  • しのび さん

    石山本願寺と信長勢との長年にわたる戦において、雑賀衆の若君を主人公にした戦国物語。個人的に好きな時代であり、また好きな雑賀衆の話であったので、興奮して読めた。

  • RIKA さん

    戦の話が多くて、ちょっとしんどかったかなぁ。

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人物・団体紹介

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津本陽

1929年和歌山県生まれ。東北大学法学部卒業。78年に『深重の海』で直木賞受賞。その後、織田信長を描いた『下天は夢か』がベストセラーになる。95年『夢のまた夢』で吉川英治文学賞、2005年菊池寛賞受賞。1997年に紫綬褒章を、2003年には旭日小綬章を受章。剣道三段、抜刀道五段で武術全般に造詣深く、

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