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ISBN 10 : 4062900076
Content Description
太宰治は、文字通り文学のために生まれ、文学のために育ち、文学のために生きた「文学の寵児」だった。彼から文学を取り除くと、そこには嬰児のようなおとなが途方に暮れて立ちつくす姿があった―。戦中戦後の十年間、妻であった著者が、共に暮らした日々のさま、友人知人との交流、疎開した青森の思い出など、豊富なエピソードで綴る回想記。淡々とした文にも人間太宰の赤裸な姿が躍如とする好著。
目次 : 御坂峠/ 寿館/ 御崎町/ 三鷹/ 甲府から津軽へ/ 書斎/ 初めて金木に行ったとき/ 白湯と梅干/ 千代田村ほか/ 津軽言葉〔ほか〕
【著者紹介】
津島美知子 : 1912(明治45)年1月31日、島根県浜田(現・浜田市)に生まれる。1929(昭和4)年、甲府高等女学校(現・甲府西高校)を卒業して、東京女子高等師範学校(現・お茶の水女子大学)に入学。東京女高師を卒業して、山梨県の都留高等女学校に勤め、地理・歴史を教える。1939(昭和14)年、井伏鱒二夫妻の媒酌により、二七歳で津島修治(太宰治)と結婚。以後、口述筆記などをして夫の作家活動を支える。太宰死後、三人の子供の養育に心を注ぎながら、太宰の関係資料、遺稿を保存整理し、年譜の作成、全集の編集や解説の執筆に携わるなどした。1997(平成9)年2月1日、虚血性心疾患で死去。享年八五歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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佐島楓
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